「屋外用LEDイルミネーションはどれを選べばいい?」
「長期間設置できる防水性や耐久性とは?」
商業施設や商店街で集客のためにLEDイルミネーションの導入を検討しているものの、どの製品を選べばよいか迷う方も多いのではないでしょうか。
本記事では、プロが実践する屋外LEDイルミネーションの選び方を解説します。
訪問者に魅力的で安全な光の演出を提供するための活用方法や注意点もご紹介するので、集客の参考にしていただければ幸いです。
屋外用LEDイルミネーションとは?

屋外用LEDイルミネーションとは、屋外の厳しい環境に耐えられるよう設計された、LEDライト装飾のことです。
屋内用とは異なり、雨や雪、ホコリに耐えるための高い防水・防塵性能を備えていることが一般的です。
また、従来の電球に比べて消費電力が少なく長寿命なLEDを採用しているため、経済的で環境にも優しいのもメリットと言えます。
樹木のストリングスライトを1,000球、1日7時間30日点灯したとしても約1,670円(2020年1月1kwh19.88円・東京電力 従量電灯B ※最初の120kWh)と、ランニングコストを気にせず運用できるのもLEDの魅力です。
参照:株式会社メディック「Q&A(よくある質問)」
屋外LEDイルミネーションを設置するメリットと役割

以下では、屋外にLEDイルミネーションを設置する主なメリットを紹介します。
集客・ブランディングにつながる
屋外LEDイルミネーションの設置は、施設の集客力を高め、ブランディングを強化する効果が期待できます。
理由は、華やかな光の演出が施設の認知度を向上させ、来訪のきっかけになるためです。
イルミネーションを毎年恒例のイベントとして定着させると、季節の風物詩としてリピーターを獲得でき、SNSの写真投稿による拡散も期待できます。
また、施設のコンセプトを表現したデザインはブランドイメージを向上させ、競合施設との差別化にも効果的です。
地域経済の活性化に貢献する
イルミネーションイベントは、地域全体の活性化にも貢献します。
例えば、街全体の街路樹や公園一帯にイルミネーションを設置すると、例年以上の観光客を呼び込めるだけでなく、滞在期間の延長も可能です。
ひいては、宿泊施設や飲食店、土産物店など周辺産業への経済効果が期待できます。
SNSでの拡散によって地域の知名度向上も期待できます。
防犯対策にもなる
夜道を照らすイルミネーションは防犯にも役立ち、住民や通行人に安心感を与えます。
イルミネーションの明かりで暗い路地や公園、駐車場の見通しが良くなり、犯罪の抑止力として機能するからです。
また、タイマー機能付きの製品を選ぶと深夜帯のみ自動で点灯させるなど、近隣住人に配慮した運用が可能です。
屋外LEDイルミネーションの失敗しない選び方

以下では、初めてイルミネーションを導入する方のために、失敗しない屋外用LEDイルミネーションの選び方を解説します。
飾りたい場所に合わせてイルミネーションの種類を選ぶ
イルミネーションにはさまざまな種類があり、得意な演出が異なります。
種類 | メリット | デメリット | おすすめの用途 |
---|---|---|---|
ストリングスライト | ・汎用性が高く安価 ・巻き付けたり垂らしたり自由自在 | ・単調なデザインになりがち | ・樹木、フェンス、手すり、軒下 |
ネットライト | ・広範囲を均一に覆える ・設置が容易 | ・細かい装飾には不向き | ・生垣、壁面、植え込み |
チューブライト | ・直線や曲線を綺麗に見せる ・耐久性が高い | ・設置に工夫が必要 | ・建物の輪郭、階段、アーチ |
モチーフライト | ・デザイン性が高く華やか ・置くだけの手軽さ | ・比較的高価 ・収納場所を取る | ・玄関、庭のアクセント、窓辺 |
飾りたい場所や表現したいイメージに合わせて、最適なタイプを選びましょう。
電気代節約のために電源タイプを選ぶ
屋外イルミネーションの電源には、コンセント式がおすすめです。
コンセント式は安定した光量が確保でき、長時間の点灯が可能なため、屋外LEDイルミネーションに向いています。
ただし、設置にはコンセントが必要で、設置場所によっては配線が景観を損ねる場合があります。
来場者にイルミネーションで感動を与えるには景観が重要なため、プロからアドバイスを受けることをおすすめします。
雨や雪に備えて防水・防塵性能(IP等級)を確認する
屋外でイルミネーションを安全に使うためには、防水・防塵性能の確認が不可欠です。
防水性は、製品に表示されている「IP等級」という国際規格で確認してください。
IP等級 | 保護度合いの概要 | 設置場所の目安 |
---|---|---|
IP44 | あらゆる方向からの水の飛沫に対する保護 | 軒下など、雨が直接強く当たらない場所 |
IP65 | あらゆる方向からの噴流水に対する保護 | 雨ざらしになる庭や壁面など |
IP67 | 一時的な水没に対する保護 | 池の周りや水たまりができやすい場所 |
屋外で使用する場合はIP44以上の製品を選ぶことが基本です。
理想の雰囲気を演出する色と明るさを選ぶ
イルミネーションの印象は光の色や明るさで大きく変わるため、目指す雰囲気に合わせて色やLEDの数を選びましょう。
- シャンパンゴールド/ウォームホワイト:温かみがあり、上品で落ち着いた雰囲気
- ホワイト/クールホワイト:クールで洗練された雰囲気、雪景色のイメージ
- ブルー:幻想的でクールな印象、冬の演出向き
- ミックス/マルチカラー:にぎやか、華やかな雰囲気
LEDの球数が多く、球の間隔が狭いほど明るく豪華な印象を与えます。
そのため、装飾する場所の広さに合わせ、適切な球数と長さの製品を選びましょう。
イルミネーション専門業者に相談する
イルミネーションの選定や設置方法に迷ったら、専門業者に相談してみてください。
特に、大規模施設や複雑な形状の建物への設置、オリジナリティのあるデザインを希望する場合は、専門家に依頼すると完成度の高い演出が期待できます。
業者に相談する際は、事前に施設の図面や写真・希望するイメージ・予算などを準備しておくと、打ち合わせがスムーズに進むでしょう。
屋外LEDイルミネーションなら株式会社メディックにおまかせ
株式会社メディックは、商業施設や公共施設、イベントでの豊富な実績があり、お客様の課題やご予算に合わせて最適なプランをご提案しています。
安全性を第一に考えた設計・施工はもちろん、演出効果を最大限に高めるデザイン力で、記憶に残る光の空間を創造します。
企画段階からアフターフォローまで一貫して対応しますので、屋外イルミネーションの選定や設置にお悩みでしたら、お気軽にご相談ください。
担当営業より、随時ご返信いたします。
イルミネーションのご質問・お問い合わせは、
下記フォームよりお気軽にご連絡ください。
【設置場所別】おすすめLEDイルミネーション活用例

屋外LEDイルミネーションは設置する場所によって目的が異なります。
本章では、代表的な4つの設置場所ごとに、空間を魅力的に演出する具体的な活用例をご紹介します。
商業施設
商業施設においては、イルミネーションによる以下の演出が来場促進に効果的です。
設置場所 | ライトのタイプ | 施工目的、方法 |
---|---|---|
エントランス | ・シンボルツリー ・大型モチーフライト | 来場者を歓迎する華やかな空間を演出し第一印象をアップ |
外壁・窓ガラス | ・つららライト ・ストリングスライト | 建物の輪郭をなぞり、施設全体の存在感をアピール |
駐車場 (植栽、フェンス) | ・ネットライト ・ストリングスライト | 夜間の安全確保を兼ね、明るく見通しの良い環境を整備 |
施設のコンセプトカラーをイルミネーションに取り入れると、ブランディング効果が高まることも期待できます。
公園や広場
公園や広場では、自然の景観を活かした幻想的な空間づくりによって、来訪者の満足度を高められます。
設置場所 | ライトのタイプ | 施工目的、方法 |
---|---|---|
樹木 | ・幹・枝:ストリングスライト | 木全体を光り輝かせ幻想的な光のオブジェに変える |
フェンス | ・ストリングスライト+等間隔のモチーフライト ・チューブライト(幾何学模様) | 境界線を美しく示せる |
ベンチ回り | ・フットライト ・小型ボールライト | 電源を気にせず休憩スペースを優しく照らせる |
夜間の安全確保と、非日常的な体験の提供を両立させることがポイントです。
商店街・観光地
商店街や観光地では、楽しい雰囲気と統一感を演出すると集客と回遊性の向上につながります。
設置場所 | ライトのタイプ | 施工目的、方法 |
---|---|---|
アーケード | ・つららライト ・ドレープ状イルミネーション | 天井から吊るし、光のトンネルを演出 |
街路樹 | 各樹木に同じ色・種類のイルミネーションを設置 | 景観に統一感が生まれ、通りの奥へと訪問者を誘導 |
店舗の看板 | ・LEDライト(縁取り) ・スポットライト | 夜間の視認性が高まり、賑わいが生まれる |
各店舗が協力し、一体感のある景観を創出することが成功の鍵です。
宿泊施設・ホテル
宿泊施設やホテルでは、上質で落ち着いた光の演出が求められます。
設置場所 | ライトのタイプ | 施工目的、方法 |
---|---|---|
中庭・庭園 | ・シンボルツリーのライトアップ ・池の水面に光を反射 | ・間接的な光で幻想的な雰囲気を創出 |
アプローチ | ・シャンパンゴールドのイルミネーション ・フットライト・ボールライト(等間隔) | ・上品な光の色で統一し、高級感と非日常感を演出 ・エントランスまでゲストを安全かつエレガントに誘導 |
客室のバルコニー | ・小規模イルミネーション | ・宿泊客だけのプライベートな夜景を提供 |
品格を重視した、非日常的で特別な滞在体験の提供は、顧客満足度やリピート率の向上に効果的です。
【目的別】人気おすすめ屋外LEDイルミネーション

以下では、目的別におすすめのイルミネーションを紹介します。
【安価で手軽】ニトリで買える高コスパモデル
小規模な装飾や試験的な導入は、安価で手軽なニトリの製品がおすすめです。
近年では、ソーラー式や電池式のストリングスライトが1,000円以下で手に入る場合もあり、なおかつ品質も向上しています。
そのため、店舗の窓や受付カウンターの装飾など、ワンポイントで季節感を出したい場合に最適です。
ただし、比較的安価な製品は家庭用に設計されている場合が多く、屋外で使用する際はパッケージに「屋外用」や「防雨仕様」と記載があるかを必ず確認してください。
【プロ仕様】店舗にも使える業務用・高耐久モデル
店舗の装飾や大規模なイベントには、プロ仕様の業務用モデルが欠かせません。
プロ仕様モデルは厳しい屋外環境での使用を前提に設計されており、高い防水・防塵性能や耐候性を備えているため、安全な運用が可能です。
業務用モデルは一般に、ケーブルが太く断線しにくい、素材が紫外線により劣化しにくいなど、家庭用とは品質が異なります。
複数のイルミネーションを連結できる拡張性の高さも、業務用モデルの特長です。
初期費用は比較的高くなりますが、故障リスクが低く、長期的に見るとコストパフォーマンスに優れているといえます。
設置時の注意点とメンテナンス術

屋外でLEDイルミネーションを安全に長く使用するには、機器の保護と日々のメンテナンスが欠かせません。
以下では、屋外LEDイルミネーションの設置時の注意点とメンテナンス術を解説します。
漏電・火災を防ぐ防水対策のコツ
屋外での電気使用は、漏電や火災のリスクが伴います。
以下のポイントを必ず守り、安全対策を徹底してください。
安全対策チェックリスト | 具体的な内容 |
---|---|
屋外用の製品を使う | ・コンセントプラグや延長コードも必ず「屋外用」「防雨型」と記載のあるものを使用 |
電源と接続部を防水する | ・ライト同士の接続部分に自己融着テープを巻く ・電源にビニール袋か防水ボックスに入れる(ビニール袋は口を上に向けると浸水するため注意) |
タコ足配線を避ける | ・過熱による火災を防ぐために、一つのコンセントから大量の電力を取らない ・容量を守って使用する |
配線の取り回しに注意 | ・人が踏んだり、ドアに挟まれたりしない場所に配線する(コードに傷がつくと漏電のリスクが高まる) |
イルミネーションがつかない時の対処法
「突然ライトがつかなくなった」場合は、以下のポイントを確認しましょう。
トラブル | 考えられる原因 | 確認ポイント、対処法 |
---|---|---|
全体が点灯しない | 電源や接続の外れ | ・コンセントの抜け ・ブレーカー落ち ・ライトやコントローラーの接続部の緩み |
一部が点灯しない | 球切れや断線 | ・切れた球の交換(LEDが一つ切れると回路全体が消えるケースも) ・コードの傷の有無(傷がある場合は使用を中止) |
シーズンオフの保管とメンテナンス方法
来シーズンも美しく使うために、片付けや保管は丁寧に行いましょう。
- 汚れやホコリを乾いた布で優しく拭き取る
- 屋内で一日広げ、湿気を完全に取り除く(湿気はサビや故障の原因に)
- コードが絡まないよう、段ボールや専用のホルダーに丁寧に巻き取る
- 購入時の箱などに入れ、湿気の少ない直射日光の当たらない場所で保管
まとめ:屋外LEDイルミネーションで冬の夜を彩ろう

屋外LEDイルミネーションは、選び方と設置ポイントを押さえれば、誰でも安全に楽しめる魅力的なアイテムです。
本記事でご紹介した内容を参考に、ご自宅の庭やベランダ、店舗などを特別な光で彩ってみてはいかがでしょうか。
もし、イルミネーションの企画デザインや業者選び、安全な施工方法などでお困りの際は、ぜひ株式会社メディックにご相談ください。
豊富な実績と専門知識で、お客様の課題を解決し、理想の空間演出を実現します。
正しい知識を身につけて、冬の夜を美しく彩るイルミネーションをぜひお楽しみください。
担当営業より、随時ご返信いたします。
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