イルミネーションTIPS

ライトアップ照明でおしゃれな夜を!効果や失敗しないポイント、おすすめ器具・機材など解説

「夜の雰囲気をさらに素敵にしたいが、何から手をつければ良いのかわからない……」
「ライトアップ効果で集客やSNS映えを狙いたい」

このように、施設の販売促進や景観の向上を検討する際、夜間の演出についてお悩みの方は多いものです。
ライトアップ照明は、そのようなお悩みを解決し、空間の価値を飛躍的に高める力を持っています

本記事では、ライトアップに関する専門知識がない方でも安心して計画を進められるよう、基礎知識から丁寧に解説します。
失敗しないための機材の選び方や具体的な演出のポイントなどを紹介するので、ぜひご参考にしてください。

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ライトアップ照明とは

ライトアップ照明と聞くと、単に暗い場所を明るくするだけと想像されがちですが、本質は「光による空間演出」にあります。

以下では、ライトアップ照明の基礎知識とイルミネーションとの違いを詳しく解説します。

ライトアップ照明の基礎知識

ライトアップとは、建物や樹木、看板といった特定の対象物を光で照らし出す手法です。
目的は、対象物の美しさや存在感を夜の闇に際立たせることです。

正しく計画されたライトアップは、対象の魅力を最大限に引き出し、昼間とは異なる表情を見せてくれます
ただ照らすだけでなく、光と影を巧みに操ることで、空間に深みと物語性を与えるアートともいえます。

イルミネーションとの違い

ライトアップとよく混同されるのがイルミネーションです。
2つの照明は目的や手法が本質的に異なるため、違いを理解すると、より目的に合った光の演出が可能になります。

ライトアップとイルミネーションの違いを以下の表にまとめました。

項目ライトアップ照明イルミネーション
目的対象物を照らして美しく見せる光源そのもので装飾し華やかに見せる
光の主役照らされる対象物(建物、樹木など)照明器具(LED電球、チューブライトなど)
演出方法光の当て方、色、強弱で陰影を作る光の点や線で形や模様を描く
主な用途施設のシンボル、樹木、看板の演出クリスマス装飾、イベント会場の装飾

要約すると、ライトアップは光を当てる演出であり、イルミネーションは光で描く演出です。

ライトアップ照明がもたらす3つの効果

ライトアップ照明を導入すると、おしゃれになるだけではない具体的で大きなメリットが生まれます。
以下では、ライトアップ照明がもたらす代表的な3つの効果をご紹介します。

①集客力・訴求力の向上

店舗や商業施設において、ライトアップ照明は強力な集客ツールとなります。
夜間に美しくライトアップされた建物や看板は、遠くからでも通行人の目を引きつけるからです。

「素敵なお店だな」「目を惹く商業施設だな」と感じてもらえると、自然に足を運んでいただくきっかけを生み出します。
洗練された光の演出は、お店のブランドイメージを高め、他店との差別化にもつながります。

②安全性・防犯効果の強化

ライトアップ照明は、安全確保と防犯対策にも大きく貢献します
施設の敷地内や駐車場の暗がりをなくすことで、利用者の足元の安全を確保し、転倒などの事故を防げるからです。

建物全体が明るく、人の気配が感じられる環境では、不審者の侵入を心理的に抑制する効果も期待できます
美観と安全を両立できるのが、ライトアップ照明の大きな魅力です。

③ブランド価値・雰囲気づくり

ライトアップ照明による計算された光と影の演出は、昼間とは異なる上質で特別な雰囲気を生み出します
ホテルやレストラン、商業施設などでは、その場所ならではの非日常的な空間を演出することで、顧客満足度を高めることができます。

光による雰囲気づくりは、訪れる人の記憶に深く残り、施設のブランド価値を向上させます

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ライトアップ照明の3つの選び方

「ライトアップを始めたいけれど、どのような照明器具を選べばいいの?」
以下では、専門知識がない方でも迷わないよう、基本的な選び方の軸を3つご紹介します。

ライトアップ照明は設置場所や目的によって最適なタイプが異なるため、選び方のポイントを押さえておきましょう。

①電源で選ぶ

屋外のライトアップ照明の電源は、主にソーラー式コンセント式(AC100V)の2種類です。
それぞれにメリット・デメリットがあり、設置場所や目的に合わせて選ぶことが重要です。

コンセント式とソーラー式の特徴について、以下の表にまとめました。

種類メリットデメリットこのような方におすすめ
コンセント式・天候に左右されず安定した光量
・パワフルで明るい製品が多い
・長時間点灯が可能
・電気代がかかる
・専門の電気工事が必要になる場合がある
・電源の確保が必要
・本格的な演出をしたい
・安定した明るさを確保したい
・商業施設や看板の照明
ソーラー式・電気代が0円
・配線工事が不要で設置が簡単
・電源がない場所でも使える
・天候によって明るさが左右される
・コンセント式に比べ光量が弱い傾向
・バッテリーの寿命がある
・まずは手軽に試したい
・電気代をかけたくない
・電源の確保が難しい場所

近年はソーラー式の性能も向上していますが、安定した明るさが求められる商業施設などではコンセント式が主流です。

②種類で選ぶ

現在、屋外ライトアップ照明はLEDが主流です。
従来のハロゲンランプなどに比べ、以下のように多くのメリットがあります。

  • 長寿命:交換の手間とコストを大幅に削減できる
  • 省エネ:消費電力が少なく、電気代を抑えられる
  • 多彩な色表現:さまざまな色の光を選べ、演出の幅が広がる
  • 虫が寄りにくい:虫が好む紫外線をほとんど出さないため衛生的

ライトアップ照明の種類は、特別な理由がない限り、LEDの製品を選ぶことをおすすめします。

③照らし方で選ぶ

ライトアップ照明の器具は、光の広がり方や使い方によってさまざまな種類があります。
代表的なものを知ることで、理想の演出に一歩近づけます。

以下の表では、照らし方の種類や特徴・用途をまとめたので、参考にしてください。

照らし方の種類特徴主な用途
アップライト地面から建物や樹木を見上げるように照らす樹木、壁面の立体感の強調、シンボル演出
スポットライト特定の対象物を狙って強く照らす看板、オブジェ、シンボルツリー
ウォールウォッシャー壁面を広範囲に均一に洗い流すように照らす大きな壁面、建物のファサード全体
フットライト足元を照らし、安全な動線を確保する階段、アプローチ、通路

ライトアップ照明の器具を組み合わせることで、単調ではない変化に富んだ光の空間を創り出せます

失敗しないライトアップ照明3つのポイント

ライトアップ照明を導入する際、デザイン性ばかりに注目してしまうと「思ったより暗い」「雰囲気が合わない」といった失敗につながります。
美しく効果的な演出を実現するには、設置目的や環境に合わせた計画が欠かせません。

以下では、プロに依頼しなくても実践できる、失敗しないライトアップ照明の3つのポイントをご紹介します。

①目的と場所を明確にする

まず、「何を、どこで、何のために照らしたいのか」をはっきりさせることがもっとも重要です。
目的が曖昧なままライトアップを行うと、「明るすぎた」「思い描いていた雰囲気にならなかった」など、失敗につながりやすくなります。

以下表では、ライトアップの目的と照明の照らし方の一例をまとめました。

目的照らし方
庭のシンボルツリーを幻想的に見せたい防水性の高いアップライトで、下からドラマチックに照らす
夜間のアプローチの安全を確保したいフットライトを複数設置し、足元を優しく照らす
お店の看板を遠くからでも目立たせたい明るくパワフルなスポットライトで、看板をしっかり照らす

上記のようにライトアップの目的を具体化すると、必要な照明の種類や明るさが自然と見えてきます

②明るさと光の色で理想の雰囲気を演出する

ライトアップ照明での演出は、明るさと光の色が印象を決めます。
この2つの要素を調整することで、理想的な雰囲気を実現できます

明るさと光の色(色温度)の基礎知識について、以下の表にまとめたので参考にしてください。

明るさの単位lm (ルーメン)数値が大きいほど明るい
光の色の単位K (ケルビン)数値が低いほど暖色系、高いほど寒色系

光の色(色温度)は、空間の雰囲気を大きく左右します

色温度の種類目安ケルビン値特徴・与える印象
電球色約 2700K〜3000Kオレンジがかった暖かい光。リラックス効果があり、落ち着いた高級感を演出できる
昼白色約 5000K太陽光に近い自然な光。植物の色などをありのままに見せる。
昼光色約 6500K青みがかった涼しげな光。シャープでモダン、クールな印象を与える。

住宅やレストランなどのくつろぎの空間には電球色が、モダンな建物やシャープに見せたい場合には昼光色が選ばれることが多いです。

③防水・防塵性能を確認する

屋外に設置する照明器具は、雨風や砂埃に常に晒されます。
安全に長期間使用するためには、防水・防塵性能が不可欠です。

防水・防塵性能は、国際規格「IPコード(IPXY)」で示されます。

  • X(第一特性数字): 防塵性能 (0〜6の7段階)
  • Y(第二特性数字): 防水性能 (0〜8の9段階)

屋外で使用する場合、最低でも「IP44」以上は必要です。
雨が直接当たるような場所では、より性能の高い「IP65」以上を選ぶと安心です。

防水・防塵性能が不十分な照明機材は、故障や漏電の原因となってしまうため、購入前に必ず確認しましょう。

屋外ライトアップ照明の設置手順

屋外ライトアップ照明を安全かつ効果的に設置するには、専門的な知識と技術が求められます。
特に商業施設や店舗などでは、デザイン性だけでなく防水・防塵対策や配線の安全性も重要です。

以下では、企業に依頼する際に知っておきたい屋外ライトアップ照明の基本的な設置手順を解説します。

設置前の準備をする

屋外ライトアップ照明を設置する際は、まず目的と環境を明確にする準備が欠かせません
「どのエリアを、どのように照らしたいのか」を整理し、施設の導線や建物の形状、周辺の明るさを考慮して設計を依頼します。

あわせて、照明の設置場所に電源が確保できるか、地面や壁面に施工が可能かを現地調査で確認することが重要です。
企業に屋外ライトアップ照明を依頼する場合は、デザイン案や施工計画だけでなく、光量・防水性能・安全基準を含めた総合的な提案を受けましょう。

準備段階で要件を整理することで、トラブルのない美しいライトアップを実現できます。

照明器具・機材の配置を決める

ライトアップ照明の器具や機材の配置は、ライトアップの印象を左右する重要な工程です。
企業に依頼する場合は、まず照らしたい対象(建物、樹木、看板など)を明確にし、最適な角度・距離・光の方向を設計段階で決定します

建物の外壁を立体的に見せるウォールウォッシャーや、樹木を下から照らすアップライトなど、目的に応じた照明手法を選定します。
光の重なりやまぶしさを防ぐため、現場でのシミュレーションや夜間テストを行う企業も多いです。

固定作業・配線処理をする

ライトアップ照明の固定作業や配線処理は、安全性と耐久性を左右する工程です。
企業に依頼する場合、設置環境(屋外・壁面・地面など)に合わせて、専用の固定金具やアンカーを使用し強風や雨にも耐えられるよう施工します。

屋外設置では、防水仕様の配線処理が不可欠です。
防水コネクターやケーブルカバーを用いて、雨水の侵入や漏電を防ぐ設計が行われます。

配線はできる限り目立たないように施工し、景観を損なわないよう配慮することが重要です。
プロの施工業者であれば、電気工事士の資格を持つ技術者が安全基準を満たした配線・固定を行うため、長期的に安心して運用できます。

夜間に点灯テストをする

ライトアップ照明の設置後は、夜間に点灯テストを実施して仕上がりを確認します
日中と夜では光の見え方が大きく異なるため、照射範囲・明るさ・色温度を実際の暗がりでのチェックが重要です。

企業に依頼する場合、専門スタッフが照明の角度や光量を微調整し、陰影や照射ムラを最適化します。
近隣住民への配慮として、強すぎる光が住宅や通行人の視界に入らないよう、まぶしさ対策を施し、必要に応じて照射方向も調整します。

夜間テストはデザイン性と安全性の最終確認であり、周囲への影響を最小限に抑えながら、美しく快適なライトアップを実現するための大切な工程です。

【場所・目的別】おすすめライトアップ照明機材・器具

以下では、より具体的に場所や目的に合わせたおすすめの照明器具と、ワンランク上の空間を演出するテクニックをご紹介します。

建物の外壁・ファサード

建物の外壁をライトアップすると、住まいや施設の夜の顔を演出し、高級感や重厚感を高められます
ライトアップの目的別に、おすすめ照明と効果を以下の表にまとめました。

対象おすすめ照明演出のコツ
壁の素材グレージング陰影が強調され、素材の質感が際立つ
建物全体ウォールウォッシャー壁から少し離した位置に設置し、壁面全体を均一に照らすと、建物が大きく明るい印象になる

店舗・看板

店舗にとって、夜間のライトアップは集客とブランディングに直結する重要な要素です。
店舗・看板のライトアップについては、以下の表にまとめたので参考にしてください。

対象おすすめ照明演出のコツ
看板アーム付きスポットライト・看板全体が均一に明るく、文字がはっきりと読めるように照らす
・遠くからの視認性を意識する
ファサード(店舗正面)電球色などの暖かい光・お客様が安心して入りやすい、歓迎的な雰囲気を作り出す
・ショーウィンドウの商品と合わせて演出すると、相乗効果が期待できる

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まとめ:最適なライトアップ照明で夜の空間を豊かに彩ろう!

ライトアップ照明は、空間の魅力を引き出し、集客・安全・ブランド価値を同時に高める投資です。

本記事で紹介した基礎知識や選び方、設置手順、場所別のおすすめ機材を押さえれば、失敗のないライトアップ計画が立てられます。
目的と予算に合ったライトアップを実施することで、空間の印象を一新し、来訪者の記憶に残る体験を演出できます。

株式会社メディックでは、ご希望の合うライトアップ照明を提案し、施工までワンストップで行います。
「ライトアップ照明を設置したいがどのようにすべきかわからない」という方は、ぜひ株式会社メディックまでご相談ください。

まずは、現地調査と簡易プラン作成を専門業者に依頼することから始めてみてください。

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