イルミネーションTIPS

商業施設イベントの成功事例に学ぶ!集客を高める企画と実施のコツ

「もっとお客様が喜ぶ、面白いイベントを企画したい」
「集客や売上につながるイベント企画を知りたい」

上記のように、商業施設のイベント企画で悩む担当者も多いのではないでしょうか。

本記事では、商業施設の回遊率アップやSNS拡散など、目的別のイベント成功事例を紹介します。
企画立案から実施までの具体的なステップや、集客を成功させるポイントも解説するので、お客様が喜ぶイベント企画にお役立てください。

イルミネーションの企画・デザイン・施工すべてお任せ
簡単1分 お問い合わせはこちら

商業施設にイベントが不可欠と言われる4つの理由

はじめに、イベントが商業施設の運営に不可欠といわれる4つの理由を解説します。

集客とリピーター育成に役立つ

イベントは施設の集客とリピーター育成に効果的です。
理由は、施設を利用したことのないお客様も、イベントをきっかけに来店されることが多いからです。

実際、人気キャラクターショーやSNSで話題のアーティストによるライブなどの告知をきっかけに来店されるお客様も多くいます。

イベントの満足度が高ければ施設にポジティブな印象を持ち、長期的なリピーターとなる可能性が高まります。

販売促進効果が期待できる

イベントを開催すべきもう一つの理由は、販売促進効果が期待できることです。

イベントに来場されたお客様は気分が高まり、購買意欲も高くなる傾向があります。
さらに、イベントを目的に来場したお客様が食事や買い物も楽しむと、施設全体の売上向上につながります。

セールやキャンペーンとイベントを連動させると、相乗効果でより販売促進効果を高められます。

回遊性の向上が期待できる

回遊性の向上が期待できることも、イベントのメリットです。

スタンプラリーなど、設内のさまざまな場所を巡る企画であれば、お客様がこれまで知らなかった店舗やサービスを発見、新たな購入のきっかけにもなります。
ラリーのゴール後に特典や景品を用意すると、お客様の楽しみが増え、施設全体の活性化にもつながります。

競合施設との差別化とブランディングにつながる

イベントによる競合施設との差別化やブランディングも可能です。

独自性のあるイベントはここでしか味わえない体験としてお客様に強い印象を与え、面白いイベントを開催している施設として認識されること自体が、強力なブランドとなります。

周辺に競合施設が多い場合は、定期的にユニークなイベントを実施すると、お客様に選ばれる施設となる可能性が高まります。

商業施設で成功するイベントの種類と特徴

商業施設のイベントにはさまざまな種類があり、それぞれに求める効果が異なります。

以下に商業施設で実施される主なイベントを一覧にまとめました。

イベントの種特徴
ショーイベント有名タレントやキャラクターが登場し、高い集客力を見込める
体験型イベントワークショップや謎解きなど、お客様が自ら参加して楽しむ企画
物産展全国の特産品や名産品を集めて販売し、幅広い年齢層にアピールできる
展示会特定のテーマに沿った作品や商品を展示し、文化的な魅力を発信する
抽選会購買レシートを参加条件にしやすく、売上向上に直結しやすい
クイズラリー・スタンプラリー館内を周遊させる仕掛けを作りやすく、回遊性の向上に貢献する
タイムセール・詰め放題お得感を強く打ち出し、期間中の集客と購買意欲の向上を狙える
イルミネーション点灯式点灯の瞬間を共有する特別感を演出し、SNSでの拡散を狙える

次章の成功事例も参考にしながら、目的やターゲットに合わせて最適な企画を選びましょう。

商業施設イベントの成功事例

本章では、全国の商業施設で実施されているイベントの成功事例を、目的別に紹介します。

【回遊率・滞在時間アップ】体験型イベントの事例

はじめに、お客様が施設内を巡るきっかけを作り、滞在時間を延ばすイベントの事例を紹介します。

子ども謎解き

子ども向けの謎解きイベントは、親子で楽しみながら施設内を回遊させる人気の企画です。

阪急うめだ本店では、2023年にいきものの学校という謎解きイベントを開催し、多くの家族連れで賑わいました。

店内各所に、さまざまな生物の謎を解くヒントとなるパネルが設置され、子どもたちが会場内を回遊しながら情報を収集し、謎を解き明かす企画です。

施設を回遊する家族の滞在時間が長くなり、謎解きを達成した子どもたちへのごほうびの売上も期待できます。

デジタルスタンプラリー

デジタルスタンプラリーは、スマートフォンを使って気軽に参加できる現代的な回遊促進策で、複合商業施設や駅構内の飲食店街などで多く取り入れられている施策です。

参加者が食事や買い物を楽しみながら館内に設置された複数のチェックポイントを巡り、アプリやWebサイトを通じてチェックする仕組みです。
従来のような紙の台紙が不要なため手軽で、衛生面を気にするお客様にも安心して参加してもらえます。

運営側にとっても参加者のデータ収集が容易で、今後のマーケティング施策に活用しやすい点がメリットです。

【集客・SNS拡散効果】ショー・デコレーションの事例

視覚的なインパクトが強く、SNSでの拡散が狙えるショーやデコレーションの事例を紹介します。

大道芸・バルーンアート

大道芸やバルーンアートのパフォーマンスは、お客様を立ち止まらせ、施設全体を活気づける施策です。
パフォーマンスやカラフルな小道具、風船などで、大人から子どもまで幅広い層が楽しめることがポイントです。

一般的に大規模な準備が不要なため、主催者側にとっても比較的実施しやすいイベントといえます。

SNSでイベントの楽しさが拡散されれば、新たな来場者を呼び込むきっかけにもなります。

イルミネーション点灯式

冬の風物詩であるイルミネーションの点灯式は、集客の目玉ともいえるイベントです。

例えば、神奈川県相模原市にある商業施設の相模大野ステーションスクエアでは、地域と連携したイルミネーションイベントを開催しており、毎年楽しみにしている方も多いとされています。
カウントダウンや音楽ライブを組み合わせ、点灯の瞬間をドラマチックに演出していることが特徴です。

イルミネーション点灯式はメディアに取り上げられる機会も多く、施設の認知度向上に貢献します。
また、イベントをきっかけにSNS投稿が増えれば、長期的な集客効果も見込めます。

イベントのイルミネーション企画をプロに依頼したい場合は、長年のイルミネーション施工実績が豊富な株式会社メディックまでご相談ください。
企画・デザインから施工、撤去まで一貫してサポートいたします。

イルミネーションのご質問・お問い合わせは、
下記フォームよりお気軽にご連絡ください。

イルミネーションの企画・デザイン・施工すべてお任せ
簡単1分 お問い合わせはこちら

【競合との差別化】独自企画イベントの事例

他施設では体験できない独自のイベント企画でお客様の支持を得ている事例を紹介します。

お絵描きスペース

子ども向けのお絵描きスペースを定期的に開催する企画で、ファミリー層のリピートにつなげることも可能です。

施設内の書店などに定期的にお絵描きスペースを設置している事例では毎回テーマを変え、描いた絵を館内に展示すると、子どもたちにまた来たい、と思わせています。

保護者が安心して買い物できる環境を提供すると、滞在時間の延長にもつながり、大きなイベントがない日の集客策としても有効です。

SDGs学習コーナー

SDGsをテーマにした学習イベントも、効果的な差別化戦略の一つです。

クイズラリーや廃材を使ったワークショップなどを通じて、親子で楽しく環境問題などを学べる施策は、教育に関心の高いファミリー層からの支持を集めやすい傾向にあります。

本企画は社会貢献のアピールにもなり、CSRの観点からも企業のブランド価値向上に貢献します。

【売上向上】レシートやARを活用した事例

レシート収集で成功したイベント事例を紹介します。

レシート収集でチャレンジ権

館内の複数店舗で購入した一定金額のレシートを集めることで、抽選会やゲームに挑戦できる企画です。

レシート収集企画はお客様の買い回りを促進し、施設全体の売上アップに直接貢献します。

あと1店舗で参加できる、という心理が働くため、ついで買いを誘発しやすいことがポイントです。
お客様が楽しみながら買い物をされるため、客単価も向上しやすいでしょう。

参加条件を複数用意したり、ゲームや抽選自体の魅力を高めることで、参加意欲をさらに高めることができます。

【地域との連携】物産展の事例

最後に、地域と連携した物産展の事例を紹介します。

地域プロモーションの特産品お中元カタログ

地域の生産者や特産品に焦点を当てたギフト企画で、地域貢献と商品の差別化に成功した事例です。

博多阪急では、地域の魅力を詰め込んだお中元カタログを展開し、好評を博しています。
カタログ上で商品の生産者の顔やストーリーがわかるようにしたことで、お客様に安心感と付加価値感を与えている点がポイントです。

地域の名産品を扱うことで、施設が地域経済の活性化に貢献し、地域住民からの共感や支持を得られるでしょう。

他では手に入らない限定品販売の物産展

ここでしか買えないという限定感を打ち出した物産展の事例です。

限定品を求めるお客様は、遠方の物産でも購買する可能性があります。
実際、大阪・梅田の地下街にあるディーズスクエアで開催された鹿児島県の物産展は、平日にもかかわらず、限定品を求める多くの方で賑わいました。

本ケースでは、希少性の高い商品や、イベント限定のコラボ商品を揃えたことで、お客様の来場意欲を強く刺激しています。

SNSで珍しいものが手に入ったと投稿されれば、情報拡散による集客が期待できます。

商業施設イベント企画を成功に導く5つのステップ

本章では、イベント企画の精度を高め、成功に導くための再現性の高い5つのステップについて解説します。

STEP1: 明確な目的とKPI(重要業績評価指標)を設定する

最初に、イベントを開催する目的と、達成度を測るためのKPI(重要業績評価指標)を具体的に設定しましょう。
目的に沿って企画の方向性が定まり、KPIが成功を判断するための客観的な指標となるためです。

目的KPIの例
新規顧客の集客新規来場者数、アプリの新規ダウンロード数
売上向上期間中の総売上高、平均顧客単価、レシート応募数
ブランド認知度向上SNSでのエンゲージメント数、メディア掲載数
顧客満足度向上イベント後のアンケート満足度、リピート率

KPIを明確化すると成功の定義も明確になり、企画内容がぶれにくいです。

STEP2: ターゲット層を明確にする

次に、イベントのターゲット層を具体的・明確に設定しましょう。
すべての人をターゲットにすると、結果的に誰にも響かない中途半端な企画になりがちです。

例えば、ファミリー層よりも”平日の午前中の来館が多い、未就学児を持つ30代の母親”のように、ライフスタイルや行動パターンが想像できるレベルまで掘り下げることがポイントです。

年齢・性別・ライフスタイル・興味・関心などを細かく設定したペルソナを描くことで、その人たちの興味や関心に合わせた企画内容や、効果的な告知方法が見えてきます。

STEP3: ターゲットに刺さるコンセプトとコンテンツを企画する

目的とターゲットが明確になったら、いよいよイベントの核となるコンセプトを考えます。
コンセプトは、イベントのテーマを一言で表すキャッチコピーのようなものです。

コンセプトが決まって初めて、それを体現するための具体的なコンテンツ(催し物、ワークショップ、展示など)へと企画を進められます。

イベントの告知にも使用するので、ターゲットが面白そう、参加したいと思うような、独自性や話題性のあるコンセプトを立案しましょう。

STEP4: デザイン・演出・施工会社を決める

企画内容が固まったら、イベントの世界観を形にするデザイン・演出・施工の専門会社を選定します。

会社の選定にあたっては、以下のポイントを確認しましょう。

    • 商業施設でのイベント実績が豊富か
    • 企画の意図を汲み取り、魅力的な提案をしてくれるか
    • 見積もりが明確で、予算内で最大限の効果を出してくれるか

企画からデザイン、演出、施工まで一貫して任せられる会社を選ぶことで、コミュニケーションがスムーズになり、統一感のある高品質なイベントを実現できます。

STEP5: 終了後は投資対効果の測定と効果検証を行う

イベントが終了したら、成果を正しく評価する効果検証が不可欠です。

STEP1で設定したKPIの数値を集計し、目標を達成できたか確認したら、イベントにかかった総費用と、得られた利益を算出してROI(投資対効果)を測定しましょう。

    • ROIの計算式:(利益 - 投資額) ÷ 投資額 × 100

効果検証はイベントの良かった点や改善点を洗い出し、次回の企画をより良いものにするために不可欠なプロセスです。

商業施設のイベント企画で集客に成功するポイント

本章では、商業施設のイベント企画で集客を成功させるポイントを解説します。

明確なターゲットを設定する

まず、明確なターゲットの設定が集客の原則です。

20代カップルをターゲットにするのか、小学生の子どもを持つファミリー層をターゲットにするのかで、企画の方向性は大きく異なります。
ターゲットが曖昧だと、企画の魅力がどの層にも響かず、告知の効果も限定的になってしまいます。

参加してほしいお客様のイメージを具体的に定めることで、企画と告知の精度が高まり効率的な集客が実現可能です。

的確な集客チャネルを選択する

ターゲットが普段どのメディアから情報を得ているかを考え、的確な集客チャネルを選ぶ必要があります。

たとえイベントの企画が魅力的であっても、情報が対象者に届かなければ十分な集客効果を得られません。
以下の中から、ターゲットがもっとも目にする可能性が高いチャネルに予算と労力を集中し、集客の費用対効果を高めましょう。

    • 若者層・ファミリー層:Instagram、TikTok、LINE公式アカウント
    • 幅広い層:館内ポスター、デジタルサイネージ、公式Webサイト
    • 地域住民・シニア層:新聞折り込みチラシ、地域のフリーペーパー

季節性や地域性を演出する

季節性や地域性の演出もイベントの魅力と特別感を高める要素です。

バレンタインやハロウィン、クリスマスなどの季節イベントは、お客様の消費意欲が高まりやすい集客の絶好の機会です。
この季節は○○(施設名)でイベントがある、と認知されれば、安定した集客が見込めます。

また、近隣の学校の吹奏楽部によるコンサートや地元の祭りとの連携企画など、地域密着型イベントを実施すると、近隣住民の間で地域を代表する商業施設として定着し、競合施設との差別化にもつながります。

商業施設でイベントを開催する際の3つの注意点

最後に、イベントの準備と運営で見落としがちな注意点を解説します。

事前に人員配置と運営体制を決めておく

イベント当日の混乱を避けるため、運営マニュアルを作成し、スタッフの役割分担を明確にしておくことが重要です。
運営体制が整っていると、スタッフが不安なく業務に取り組めて、来場者へきめ細やかな対応ができるからです。

受付、誘導、警備、緊急時対応など、各ポジションに必要な人数を算出し、事前に十分な人員を確保しておきましょう。

雨天・トラブル対応策も準備する

屋外イベントでの雨天や、予期せぬトラブルへの対応策についても準備が必要です。

中止の判断基準や代替プログラム、来場者への告知方法(Webサイト、SNS、メールなど)を事前に準備しておきましょう。

また、来場者の急病や怪我、設備の故障といった、予期せぬトラブルへの対応をマニュアル化しておくことも大切です。
救護室の場所や緊急連絡先を全スタッフで共有し、不測の事態にも迅速に対応できる体制を整えましょう。

費用対効果と効果測定を重視する

イベント終了後は、お客様が喜んだかどうかという感覚的な評価だけで終わってしまいがちです。
しかし、一定の予算を投じている以上は常に費用対効果を意識し、投じたコストに見合うリターンが得られたかどうか、客観的な数値に基づく評価もお客様の反応と同様に重視する必要があります。

次回につなげ、将来の成功率を高めるためには、KPIに基づく効果検証を実施したうえで成功要因と失敗要因を分析し、改善のPDCAサイクルを継続して回すことが不可欠です。

イベントの集客×費用対効果の課題はイルミネーションで解決!

イベントの継続的な集客と費用対効果の2つの課題を解決するには、イルミネーションの活用が有効です。

イルミネーションは一度設置すれば、数カ月の長期間にわたり集客効果が持続し、費用対効果の向上が期待できます。
施設全体に設置すれば、回遊性の向上にも効果的です。

また、ショーイベントなど開催時間が固定されたイベントとは異なり、幅広い層のお客様がそれぞれのタイミングで楽しめる点もメリットです。

株式会社メディックは、施工実績豊富なイルミネーションのプロフェッショナルです。

経験豊富な専属デザイナーがお客様のご要望を直接お伺いし、集客につながる最適なイルミネーションプランをご提案します。
イベントの集客力と費用対効果を両立させたい方は、ぜひメディックにご相談ください。

イルミネーションのご質問・お問い合わせは、
下記フォームよりお気軽にご連絡ください。

イルミネーションの豊富な経験と実績で選ぶなら
簡単1分 お問い合わせはこちら

まとめ:成功事例に学び、魅力的な商業施設イベントを実現しよう

集客や売上向上には、目的とターゲットを明確にした計画的な準備が不可欠です。
成功事例を参考に、費用対効果の高いイルミネーションなども活用し、お客様に喜ばれる魅力的なイベントを実現しましょう。

株式会社メディックは、施工実績豊富なイルミネーションのプロフェッショナルです。
企画からデザイン、施工、撤収までワンストップでサポートしておりますので、どこに相談すればよいかお悩みの方も、お気軽にお問い合わせください。

イルミネーションのご質問・お問い合わせは、
下記フォームよりお気軽にご連絡ください。

イルミネーションの企画・デザイン・施工すべてお任せ
簡単1分 お問い合わせはこちら

-イルミネーションTIPS