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階段シートラッピングで実現するイベント・セール告知の新たな集客効果

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商業施設や大型店舗では、イベント告知やセール情報の発信、テナントの認知向上を目的として、ポスターやバナー、デジタルサイネージ、フロア広告など、さまざまな広告媒体が活用されています。その中で今回注目するのは「階段のシートラッピング」です。

階段は施設内に必ず存在し、多くの来館者が日常的に通行する動線上の設備であるにもかかわらず、これまで広告や装飾の場として十分に活用されていないことも多いです。この階段の蹴板部分にシートを貼り、広告や告知を施すことで、下階から見上げた際に階段全体がひとつの大きなビジュアルとして機能し、高い視認性と訴求力を発揮します。

また、階段を上り下りする際に自然と視界に入るため、押し付けがましさがなく、来館者の記憶に残りやすい点も大きな特長です。本記事では、蹴板部分にシートを貼る階段シートラッピングを前提に、使用されるメディアの種類や特徴、そして商業施設や店舗が得られる具体的なメリットについて詳しく解説していきます。

階段シートラッピングとは

階段シートラッピングとは、階段の蹴板(けはん)部分に広告用のシートを貼り、イベント情報やセール告知、店舗案内などを視覚的に訴求する広告手法です。踏面ではなく蹴板部分に施工するため、来館者の歩行動線を妨げることがなく、安全性を確保したまま広告展開ができる点が大きな特長です。日常的に多くの人が利用する階段という場所を活用することで、自然な形で情報を届けることができます。

特に下階から階段を見上げた際には、連続する蹴板が一体となり、階段全体がひとつの大きなビジュアルとして認識されます。そのため、ポスター1枚では表現しきれないスケール感や世界観を演出することが可能です。通路の壁面広告や柱巻き広告とは異なり、視線の動きと動線に沿って情報を届けられるため、視認性が高く、印象に残りやすい広告表現を実現します。

階段シートラッピングは、限られた掲出スペースを有効活用しながら、施設全体の雰囲気づくりや集客施策にも貢献できる、柔軟性と訴求力を兼ね備えた広告手法と言えるでしょう。

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階段ラッピングに使用される2種類のシート素材

階段シートラッピングには、設置環境や掲出期間に応じて適した素材を選ぶことが重要です。ここでは代表的な2種類のメディアについて説明します。

塩化ビシート

多く使用されているのが、塩化ビニール製のインクジェット出力シートです。発色が良く、デザインの自由度が高いため、イベント告知や短〜中期のセール訴求に適しています。

主な特徴

  • 写真やグラフィックを鮮明に再現できる
  • 比較的コストを抑えやすい
  • 施工性が良く、短期間の設置にも向いている

商業施設内の一般的な階段であれば、多くのケースでこの塩化ビニールシートが採用されます。

アルミシート

もう一つの選択肢が、アルミシートです。こちらは、長期間の設置や、貼りづらい素材・凹凸のある階段で効果を発揮します。

主な特徴

  • 耐候性・耐久性が高く、長期掲出が可能
  • 剥がれや浮きが起こりにくい
  • 下地の影響を受けにくく、施工の安定性が高い

屋外に近い環境や、人通りが非常に多い階段、長期キャンペーンや常設案内として使用する場合に適した素材です。

階段シートラッピングを施す3つのメリット

ここからは、階段にシートラッピングを施すことで得られる具体的なメリットについて、3つのポイントに分けて詳しく解説します。
階段という「通行のためだけの設備」を広告メディアとして活用することで、これまでにない訴求力と回遊促進効果を生み出すことができます。

階段全体を使った「大きな広告面」を確保できる

階段シートラッピング最大の魅力は、下から見た際に階段全体がひとつの大きな広告として機能する点にあります。

商業施設内で視認性の高い大型広告を設置しようとすると、壁面や吹き抜け、エントランス付近など、限られたスペースの確保が課題になります。また、それらの場所はすでに別の告知や常設サインで埋まっているケースも多く、新たな掲出場所を探すのは容易ではありません。

一方、階段は施設内の動線上に必ず存在し、複数の蹴板が連続して並ぶことで、縦方向に自然と大きな広告面を形成します。特に下階から見上げた際には、階段全体が視界に収まり、ポスター1枚では表現できないスケール感のある訴求が可能となります。

例えば、

  • イベントのキービジュアルやメインコピーを階段全体で大胆に表現する
  • 大きなキャッチコピーを数段に分けて配置し、視線の流れに沿って読ませる
  • ビジュアルとテキストを組み合わせ、ストーリー性のある演出を行う

といった表現が可能です。

さらに、通路を歩く来館者の視線は自然と正面やや斜め上に向くため、階段下からの視認性は非常に高く、床広告や腰壁ポスター以上に目に入りやすいという特長があります。結果として、イベントやセール情報を強く印象付けることができ、「何かやっている」「ちょっと気になる」という興味喚起につながります。

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上階店舗へのスムーズな誘導ができる

階段広告は、単なる情報掲示にとどまらず、来館者の行動を促す「誘導広告」としても非常に高い効果を発揮します。

商業施設において課題になりやすいのが、「上階に何があるのかわかりにくい」「目的がないと上に行かない」といった問題です。エスカレーターやエレベーターは便利な反面、移動中に得られる情報量が少なく、上階フロアの魅力が十分に伝わらないことも少なくありません。

その点、階段は一段一段を上りながら自然と視線が蹴板に向くため、

  • 上の階にどのような店舗が入っているのか
  • 今、上階でどんなイベントやキャンペーンが行われているのか
  • 上がった先にどんな体験や楽しみが待っているのか

といった情報を、無理なく・直感的に伝えることができます

例えば、

  • 「3F レストランフロア|期間限定フェア開催中」
  • 「この階段を上ると〇〇ショップがあります」
  • 「次の階で最大50%OFFセール実施中!」

といったメッセージを階段全体で訴求することで、「せっかくだから上ってみよう」「ちょっと覗いてみたい」という心理を自然に喚起できます。

結果として、エスカレーターやエレベーターに頼らず、あえて階段を利用して上階へ向かう動機付けとなり、上階フロアへの回遊性向上や、特定店舗・フロアへの集客強化に大きく貢献します。

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1段ごとに異なるデザインで多くの情報を伝えられる

階段シートラッピングのもうひとつの大きな特長は、1段1段を独立した広告スペースとして活用できる点です。

すべての蹴板を同じデザインで統一することも可能ですが、階段ならではの特性を活かせば、

  • 1段ごとに異なるメッセージを入れる
  • 上るにつれて内容が展開していくストーリー構成にする
  • クイズやカウントダウンなど、参加型・遊び心のある表現を取り入れるませる

といった、多彩で柔軟な広告表現が可能になります。

例えば、

  • 各段にセール対象商品の特徴やおすすめポイントを1つずつ紹介する
  • 「あと○段で目的の店舗!」といったコピーでワクワク感を演出する
  • SNS映えを意識したユニークな言葉やビジュアルを配置し、写真撮影を促す

このように、情報量が多い場合でも、視覚的に整理しながら段階的に伝えられるため、来館者が楽しみながら広告に触れられるという点が大きな強みです。単なる告知ではなく、体験型の広告として印象に残りやすくなります。

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階段広告は「見られる」だけでなく「記憶に残る」広告メディア

階段シートラッピングは、人の視線の動きと施設内の動線を自然に捉えた広告メディアです。人は階段を上り下りする際、無意識のうちに蹴板部分を視界に入れており、立ち止まらなくても情報が目に入ります。そのため、押し付けがましさがなく、自然な形でメッセージを届けることができます

さらに、階段という場所自体が広告としては珍しいため、ポスターや壁面サインと比べて非日常感や意外性があり、「あの階段の広告、面白かった」「あのデザインが印象に残っている」といった形で、記憶に残りやすいのも大きな特長です。

階段シートラッピングは、単なる装飾ではなく、集客・誘導・ブランディングを同時に担える、非常にポテンシャルの高い広告手法と言えるでしょう。

まとめ:階段という「未活用スペース」を最大限に活かす

階段シートラッピングは、これまで単なる移動手段として扱われ、十分に活用されてこなかった「階段」という空間を、視認性と訴求力を兼ね備えた強力な広告メディアへと変える手法です。

下から見上げた際に階段全体がひとつのビジュアルとして成立するため、イベントやセールの世界観を大きく、かつ印象的に伝えることができます。限られた壁面や掲出場所を探す必要がなく、施設内の動線上で自然に目に入る広告として、来館者の関心を引きつけます。

また、階段を上る動線そのものを広告に変えることで、上階にどのような店舗や魅力があるのかを直感的に伝えることができる点も大きな特長です。「上に行くとあの店がある」「この先でイベントが開催されている」といった情報を視覚的に提示することで、上階への心理的なハードルを下げ、回遊性の向上や集客の底上げにつなげることができます。

さらに、1段1段を独立した表現スペースとして活用できるため、情報量が多い場合でも整理しながら伝えることができ、遊び心やストーリー性のある広告展開も可能です。単なる告知にとどまらず、来館者が思わず足を止めたくなるような、体験型・記憶に残る広告表現を実現できます。

加えて、一般的に使われる塩化ビニールシートと、耐久性に優れたアルミシートを使い分けることで、設置場所や掲出期間、階段の素材や環境に応じた柔軟な展開が可能になります。短期イベントから長期常設の案内まで、目的に合わせた最適な運用ができる点も、階段シートラッピングの大きな魅力です。

商業施設や店舗において、新たな集客施策や効果的な告知手法を検討している場合、階段シートラッピングは「今ある空間」を最大限に活かせる非常に有効な選択肢と言えるでしょう。施設全体の魅力を高めながら、自然な導線づくりと印象的な情報発信を同時に実現できる広告手法として、今後ますます注目されていくはずです。