「イベントをもっと盛り上げたい」
「参加者の思い出に残る仕掛けを作りたい」
イベントの企画を担当していると、このような悩みを抱えることも多いのではないでしょうか。
本記事では、SNS風パネルについて徹底的に解説します。
SNS風パネルとは、InstagramやX(旧Twitter)などの投稿画面を模した撮影用のパネルのことです。
本記事を読めば、専門知識がなくても無料のテンプレートを活用し、低コストでおしゃれなSNS風パネルを作成する方法がわかります。
SNS風パネルを活用して、参加者が笑顔になる印象的なイベントを演出してみてはいかがでしょうか。
SNS風パネルとは

SNS風パネルとは、SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)の投稿画面そっくりに作られた写真撮影用の小道具です。
イベント会場や店舗に設置すると、来場者はまるで自分がSNSに投稿したかのような、ユニークで楽しい写真を撮影できます。
SNS風パネルは単なる撮影用の飾りではなく、イベントを成功に導くための強力なマーケティングツールでもあります。
来場者が楽しんで写真を撮り、自身のSNSアカウントで共有すると、自然な形でイベントの情報が拡散されていきます。
SNS風パネルを設置しておくことで、集客力の向上やブランドの認知度アップ、参加者の満足度向上といった多くのメリットが期待できます。
SNS風パネルを導入するメリット3選

SNS風パネルをイベントや店舗に設置した場合の代表的なメリットを3つご紹介します。
UGC創出で認知度が上がる
SNS風パネルを設置する最大のメリットは、参加者による自発的な情報発信、すなわちUGC(User Generated Content)を促進できる点です。
参加者が「#〇〇イベント」のようなハッシュタグを付けて、SNS風パネルで撮った写真を投稿すると多くの人に情報が届きます。
参加者の自発的な発信は、広告費をかけずにイベントやブランドの情報を広く拡散できる効果的なPR手法です。
楽しい体験とともに情報が伝わるため、見た人にも自然と好意的に受け入れられやすくなります。
コミュニケーションのきっかけになる
SNS風パネルは、イベントや展示会などで自然なコミュニケーションを生み出す「会話のきっかけ」として効果的です。
パネルを手に取って撮影を楽しむことで、「一緒に撮影しましょう」「どのようなポーズにしますか」といった会話が自然に生まれ、場の雰囲気が和みます。
特に初対面の人が多い交流会や企業イベントでは、SNS風パネルがアイスブレイクの役割を果たし、距離を縮める効果があります。
SNS風パネルは、イベント全体の一体感や満足度の向上につながる重要なツールです。
写真映えする空間が作れる
SNS風パネルを設置するだけで、会場は一気に写真映えする空間に変わります。
SNS風のデザインやブランドロゴを取り入れたパネルは、本物の投稿画面のような臨場感を演出し、写真を撮りたい気持ちを引き出します。
背景に企業ロゴやイベント名を配置すれば、SNS投稿を通じた自然な拡散効果も期待できます。
おしゃれで統一感のある空間は、参加者の満足度を高めるだけでなく、「また行きたい」と感じてもらえる印象的な場所になります。
おしゃれなSNS風パネルのアイデア集

SNS風パネルを作成する際は、参加者に「撮影したい」「共有したい」と感じてもらえるオリジナリティあふれるデザインを目指したいものです。
以下では、定番から少し変わったものまで、おしゃれなSNS風パネルのアイデアをご紹介します。
定番のInstagram・X(旧Twitter)風デザイン
InstagramやX(旧Twitter)風のSNSパネルは、もっとも人気の高い定番デザインです。
多くの人が見慣れた投稿画面を再現すると、直感的に楽しみ方を理解してもらえます。
イベントやブランドに合わせたカスタマイズを行えば、同じデザインでも印象を大きく変えられます。
| カスタマイズ要素 | アイデア例 |
|---|---|
| アカウント名 | イベント名・主催者名・新郎新婦の名前など |
| プロフィール写真 | 企業ロゴ・主役の写真・マスコットキャラクター |
| 場所 | 会場名・店舗名・地域名 |
| いいね!の数 | 記念日や開催年にちなんだ数字(例:1122いいね!) |
| ハッシュタグ | 企業名・祝〇周年・〇〇イベント など |
これらのカスタマイズ要素を組み合わせると、参加者が思わず写真を撮りたくなるような、写真映えするパネルを作れます。
会話が弾む「吹き出しパネル(フォトプロップス)」
大きなフレーム型のパネルだけでなく、手に持って使う「吹き出しパネル(フォトプロップス)」もおすすめです。
フォトプロップスは、写真に楽しさとストーリー性を加えてくれます。
フォトプロップスの一例は以下のとおりです。
- 「祝!」「Happy Wedding」
- 「最高の仲間!」「推ししか勝たん!」
上記のようなメッセージを入れた「吹き出しパネル(フォトプロップス)」を複数用意しておけば、写真撮影がさらに盛り上がります。
オリジナルのSNS風パネルを作る方法

オリジナルのSNS風パネルを用意するには、大きく分けて2つの方法があります。
それぞれのメリット・デメリットを理解した上で、ご自身の予算・時間・求めるクオリティに合わせて最適な方法を選択してください。
手作り・DIY
手作り・DIYで作るSNS風パネルの最大の魅力は、コストを大幅に抑えられることとデザインの自由度が高いことです。
100円ショップなどで材料を揃えれば、低コストで制作できます。
一方で、デザインの作成から印刷、組み立てまですべて自分で行うため、手間と時間がかかり、仕上がりのクオリティが自身のスキルに左右される点がデメリットです。
専門業者に依頼
SNS風パネル作成の専門業者に依頼すると、プロ品質の美しい仕上がりになります。
丈夫な素材で制作できるため、長期間の使用や屋外での利用にも適しています。
時間がない方や企業の公式イベントなどで高いクオリティが求められる場合には、専門業者への依頼をおすすめします。
株式会社メディックでは、目的に合う素材からご希望のデザインを提案し、クオリティの高いSNS風パネルを作成できます。
「SNS風パネルを設置したいがデザイン案が浮かばない」などお悩みがありましたら、ぜひ株式会社メディックへご相談ください。
SNS風パネルを手作りする5つのステップ

「手作りは難しそう…」と感じるかもしれませんが、ポイントさえ押さえれば誰でも簡単におしゃれなSNSパネルを作れます。
以下では、デザインの知識や工作が苦手な方でも失敗しない、SNSパネルの作り方を5つのステップで詳しく解説します。
ステップ1:テンプレートを活用してデザインを作成する
SNSパネルを手作りするには、デザインの経験がなくても問題ありません。
イラスト素材サイトなどに、おしゃれなSNS風パネルのテンプレート素材が複数ございます。
Instagram風やX風はもちろん、さまざまなイベントに合わせた無料のデザインテンプレートも見つかります。
好きなテンプレートを選び、文字や写真を差し替えるだけで、どなたでも簡単に写真映えするデザインを作成できます。
ステップ2:最適なサイズを決める
テンプレートを活用してデザインした次は、パネルのサイズを決めましょう。
撮影する人数によって最適なサイズは異なります。
以下の表では、撮影人数に対する推奨サイズと特徴を示します。
| 撮影人数 | 推奨サイズ | 特徴 |
|---|---|---|
| 1~2人 | A1サイズ (594 × 841 mm) | 持ち運びやすく、比較的小さなスペースでも使いやすい |
| 3~4人 | A0サイズ (841 × 1189 mm) | グループでの撮影に最適。存在感があり、イベントのシンボルになる |
| 5人以上 | 特注サイズ (業者依頼) | 大人数での撮影や、よりインパクトを出したい場合に |
まずは何人で撮影するシーンが多いかを想定し、それに合わせて作成するSNS風パネルのサイズを選びましょう。
ステップ3:デザインを印刷する
SNS風パネルのデザインとサイズが決まったら、次はデザインを印刷する工程です。
SNS風パネルのデザインを印刷する主な方法は以下の3つです。
| 印刷方法 | 料金の目安 | 手軽さ | 仕上がり |
|---|---|---|---|
| コンビニのマルチコピー機 | A3で1枚 100円程度 | ◎ | ◯ |
| 自宅のプリンター | インク・用紙代のみ | ◯ | △ |
| ネット印刷サービス | A1で1枚 1,000円程度~ | △ | ◎ |
A1サイズ以上の大きなデザインは、コンビニのポスター印刷機能を利用するか、複数のA4用紙に分割して印刷し後で貼り合わせる方法があります。
仕上がりの美しさを重視するなら、1枚の大きな紙に印刷できるネット印刷サービスがおすすめです。
ステップ4:シワなくパネルに貼り付ける
印刷したデザインの紙を、パネルの土台となるボードに貼り付けます。
土台の材料は、100円ショップやホームセンターで揃えられます。
- 土台: スチレンボード(7mm程度の厚さがおすすめ)
- 接着剤: スプレーのり
- その他: カッター、カッターマット、定規
最も重要なのは、シワや空気が入らないように工夫することです。
土台の中心から外側に向かって、定規などで空気を押し出すようにゆっくりと貼り進めていくことがコツです。
ステップ5:綺麗に切って完成させる
最後に、パネルの内側の窓になる部分をカッターでくり抜けば完成です。
カッターで怪我をしないよう、必ずカッターマットを敷いて慎重に行ってください。
太めのカッターを使い、一度で切ろうとせず何度か軽く刃を滑らせるようにして切ると、断面が綺麗に仕上がります。
特に四隅の角は、デザインの線よりも少し内側まで切り込みを入れると、綺麗にくり抜けるでしょう。
ただし、自身でくり抜く際は利用者の安全を確保しなければなりません。
切り口が雑になると持ち手を怪我するリスクに繋がるため、テープなどで補強する必要があります。
自身で制作したパネルが怪我に繋がると大きなトラブルになりかねないため、安全性を求めるなら制作会社への依頼がおすすめです。
SNS風パネル制作会社の選び方3つのポイント

「やはり手作りは大変そう」「クオリティの高いものが欲しい」という方は、専門の制作会社に依頼するのが良いでしょう。
しかし、数ある会社の中からどこを選べばいいか迷ってしまいます。
以下では、安心して依頼できるSNS風パネル制作会社を選ぶための3つのポイントをご紹介します。
デザイン力と実績を確認する
SNS風パネルの仕上がりを大きく左右するのが、デザイン力と実績です。
どのような高品質な素材を使っても、デザインが魅力的でなければSNS映えは期待できません。
SNS風パネル制作を依頼する際は、制作会社の過去の実績や制作事例をチェックしましょう。
企業イベントやブライダル、展示会など、目的に合ったデザインを得意としているかが重要です。
テンプレートに頼らず、ブランドカラーやロゴ、コンセプトに合わせたオリジナルデザイン対応が可能かも確認ポイントです。
SNSで拡散を狙うなら、思わず投稿したくなるビジュアルを提案できるデザイン力の高い会社を選びましょう。
素材・耐久性・安全性をチェックする
SNS風パネルは多くの人が触れるため、素材や耐久性、安全性の確認は欠かせません。
屋外イベントや長期間の設置では、軽量かつ丈夫な「スチレンボード」や「発泡パネル」などが主流です。
角が尖っていると怪我の恐れがあるため、角の丸加工や表面のコーティング処理が施されているかもチェックしましょう。
火気使用のある会場では、難燃素材対応が求められる場合もあります。
見た目のデザインだけでなく、安全性まで配慮された設計・素材を提案できる制作会社を選ぶことで、安心してイベント運営が行えます。
制作から納品・設置までの対応範囲を見る
SNS風パネルの制作を依頼する際は、対応範囲も重要なチェックポイントです。
デザイン制作だけでなく、印刷・加工・納品・設置まで対応してくれる会社なら、納期や品質の管理がスムーズです。
大型イベントでは、当日の設置サポートや搬入補助を行ってくれる企業を選ぶと安心です。
遠方の会場にも対応できる全国配送や現地施工サービスの有無も確認しましょう。
イベント日程に合わせた柔軟な納期調整など、アフターサポートが充実している会社を選ぶと、トラブルを未然に防ぎ、よりスムーズな運営を実現できます。
SNS風パネルを作成するなら株式会社メディックがおすすめ

SNS風パネルを制作するなら、株式会社メディックがおすすめです。
同社はイルミネーションやフォトスポットなど、空間演出をトータルで手がけるプロ集団です。
企業イベントや商業施設、ブライダル会場など、目的に合わせたデザイン提案ができます。
デザイン・製作・施工まで一貫対応しているため、品質の安定とスピーディーな納品の両立が可能です。
SNS映えする写真が撮れるパネルを通じて、集客力や話題性を高めたい企業は、経験豊富な株式会社メディックへぜひご相談ください。
SNS風パネルを作る前に知っておきたい3つの注意点

SNS風パネルはイベントを盛り上げる楽しいツールですが、思わぬトラブルを避けるために、いくつか知っておくべき注意点があります。
制作を始める前に、必ず確認しておきましょう。
怪我や事故
SNS風パネルで写真を撮る人にとっても、安全に撮影できる環境づくりは重要です。
夢中でポーズをとったり大人数で撮影したりすると、パネルの角で手を切ったり、バランスを崩して倒れてしまったりする危険があります。
角を丸く加工したり、しっかりと固定されたスタンドに設置すると、安全に撮影を楽しめるようにしましょう。
また、屋外での使用時は、強風や雨による転倒リスクにも配慮し、防水・耐風対策も重要です。
SNS風パネルを安全に設計を徹底すれば、安心して笑顔で写真を撮れる、心地よいフォトスポットができます。
個人情報への配慮
SNS風パネルを使った写真は、SNSに投稿されるケースが多いため、個人情報への配慮が欠かせません。
パネル内に実在の名前や住所、電話番号などを誤って記載してしまうと、思わぬトラブルにつながる恐れがあります。
イベント名や企業名を入れる場合は、著作権が関係してくるため、許可を得た内容のみを掲載する必要があります。
また、企業がSNS投稿用に撮影する際は、他の来場者の顔や制服、名札などが写り込まないよう注意しましょう。
ロゴやキャラクターの無断使用はNG
SNS風パネルを制作する際に注意したいのが、ロゴやキャラクターの無断使用です。
企業ロゴやアニメキャラクター、SNSの公式デザインなどには著作権・商標権があり、許可なく使用すると法的トラブルに発展する可能性があります。
例えば、InstagramやX(旧Twitter)の公式ロゴをそのまま使うのではなく、似たデザインを自作するなどの工夫が必要です。
企業イベントやコラボ企画で使用する場合は、主催者や権利者に事前確認を行いましょう。
正しいルールを守り、安心して公開・共有できるSNS風パネルを作成してください。
まとめ:オリジナルのSNS風パネルで、参加者の記憶に残るイベントを実現しよう

SNS風パネルは低コストでも導入しやすく、UGC拡散・会話の活性化・写真映えの3点でイベント効果を底上げします。
デザインテンプレートの活用やサイズ・素材の最適化で誰でも短期に高品質を実現可能です。
安全・権利に配慮しつつ、ブランド要素を盛り込めば記憶に残る体験になるでしょう。
株式会社メディックでは、企画から施工までワンストップで対応するため、SNS風パネルを初めて導入する方にもおすすめです。
「イメージ案はあるが実現が難しい」「安全面を考慮したパネルを制作しない」などの要望がありましたら、ぜひ株式会社メディックにご相談ください。
次回の企画にSNS風パネルを取り入れて、集客と話題性をさらに高めてみてはいかがでしょうか。