企業イベントやプロモーション活動で参加者の関心を高め、SNSでの拡散を狙いたいと考えたことはありませんか。
そんな課題を解決するアイテムとして、フォトプロップスが注目されています。
フォトプロップスは、写真撮影を盛り上げるだけではなく、企業の宣伝効果やブランドイメージ向上にも貢献する強力なツールです。
本記事では、フォトプロップスの基本的な知識や、企業が活用するメリット、さらに参加者に好評なデザインアイデアについても、詳しくご紹介します。
効果的なフォトプロップスの活用を検討されている方は、ぜひ最後までご覧ください。
フォトプロップスとは?

フォトプロップス(Photo Props)とは、写真撮影をより楽しく、個性的に演出するための小道具のことです。
一般的には、ヒゲやメガネ、吹き出しなどのモチーフを印刷した紙を切り抜き、持ち手を付けたものを指します。
参加者はこれらを顔の近くに持ってポーズのアクセントとして使うことで、手軽に写真の印象を変えられます。
フォトプロップスの主な種類は、以下のとおりです。
| フォトプロップスの主な種類 | 特徴 | 
|---|---|
| 定番モチーフ | ヒゲ・メガネ・唇・帽子など、顔周りを飾る定番のデザイン | 
| メッセージ・吹き出し型 | 「Thank You!」や商品名、面白いセリフなどを入れたデザイン | 
| テーマ別デザイン | 季節のイベント(クリスマス・ハロウィン)や製品のコンセプトに合わせたデザイン | 
| SNSフレーム型 | Instagramの投稿画面などを模した大型のフレームで、複数人で撮影を楽しめる | 
フォトプロップスの起源は19世紀の写真館にまでさかのぼり、当時は人物の個性を引き出す小道具として使われていたとされています。
近年、SNSの普及で写真映えが重視されるようになり、結婚式やパーティーに加えて、企業イベントでも広く活用されるようになりました。
手軽に導入できる上に、参加者の満足度向上やSNSでの情報拡散につながりやすいことから、多くの企業がフォトプロップスをプロモーションツールとして注目しています。
企業イベントでフォトプロップスを使う5つのメリット

以下では、代表的な5つのメリットを紹介します。
フォトプロップスは、ただ場を盛り上げるだけのアイテムではありません。
企業がイベントで活用すると、マーケティングやブランディングの観点から多くのメリットが期待できます。
これらの効果を理解すると、より戦略的にフォトプロップスを活用可能です。
SNS拡散による宣伝効果が高い
フォトプロップスは、参加者の「SNSに投稿したい」といった気持ちを自然に引き出します。
写真映えするプロップスがあれば、参加者は自発的に撮影し、企業のハッシュタグなどを付けて投稿してもらえる可能性が高まります。
これにより、参加者一人ひとりが企業の広告塔となってくれ、広告費をかけずに多くの人へイベントの様子やブランドの魅力を届けられます。
特にZ世代を中心としたSNSネイティブ層は、フォトジェニックなコンテンツを積極的に共有する傾向が高いです。
ハッシュタグの活用でイベントの情報が自然な形で拡散され、オンラインとオフラインの両面から集客効果を発揮し、見込み客の確保にもつながります。
ブランドイメージが強化される
フォトプロップスのデザインに、企業ロゴやブランドカラー、サービス名を組み込むことは効果的です。
参加者が写真を見たり、SNSでシェアされるたびに、ブランドロゴが自然と目に入ります。
企業の認知度向上はもちろん、イベントのテーマとブランドイメージを結びつけた一貫性のあるメッセージの発信が可能です。
企業ロゴやスローガン、キャラクターなどをデザインに取り入れると、参加者が楽しみながらブランドの存在感を伝えられます。
製品イメージとリンクしたプロップスや背景演出は、視覚的に企業のブランディングを強化し、来場者に強い印象を与えます。
また、新商品のプロモーションや販売促進キャンペーンと連動させることも効果的です。
参加者のエンゲージメントとリピート率が向上する
写真撮影は参加者同士の会話を生み出すきっかけになります。
フォトプロップスを用いることで、初対面でも緊張がほぐれ、イベント全体の満足度や次回参加意欲の向上につながります。
このような体験は、次回のイベントへの参加意欲や、製品・サービスへの関心の向上にもつながります。
また、参加者同士が一緒に写真を撮ることでコミュニケーションが活性化し、イベント全体の盛り上がりを促進します。
フォトプロップスがもたらす楽しい体験は、イベントへの好意的な感情を醸成し、リピート率の向上にも貢献します。
視線誘導と集客効果がある
大規模な展示会やイベント会場では、来場者の注意を引くことが重要です。
楽しそうにフォトプロップスで撮影している人々は、それ自体がアイキャッチとなり、他の来場者の興味を引きます。
「あそこでは何か面白いことをやっている」といった印象を与えることで、ブースへの視線誘導と集客効果が期待できます。
フォトブースを設けると、イベントの目玉のひとつとしても活用できます。
鮮やかな色彩やユニークなデザインのフォトプロップスは、来場者の視線を引きつけ、足を止めるきっかけになります。
イベント会場の雰囲気を明るくして賑わいを創出すると、興味を持った通行人の来場を促し、さらなる集客につながる可能性があります。
ユーザー生成コンテンツ(UGC)の獲得につながる
ユーザー生成コンテンツ(UGC)とは、企業ではなく一般ユーザーによって作成されたコンテンツのことです。
フォトプロップスで撮影された写真はユーザー生成コンテンツ(UGC)そのものです。
最近は企業発信よりもユーザーのリアルな投稿が信頼されやすいため、こうしたUGCを公式で二次利用することで信頼性の高いプロモーション素材になります。
これは、企業や団体のブランドやサービスを広く知ってもらう絶好の機会となり、フォロワーの増加にもつながります。
人気のフォトプロップスアイデア4選

以下では、企業イベントでも取り入れやすく、参加者に喜ばれる人気のデザインアイデアを4つ紹介します。
イベントの目的やターゲット層に合わせて、最適なデザインを選びましょう。
①ガーリーなデザイン
リボンやハート、キラキラした星などのモチーフやパステルカラーを基調としたデザインは、特に女性からの人気が高いです。
ピンクやスイートカラーを使った、優しく柔らかな印象のデザインは、可愛らしい雰囲気を演出し、写真映えも期待できます。
化粧品の新商品体験会やアパレルブランドの展示会、スイーツの試食会などで活用すれば、会場の雰囲気を華やかに演出できます。
ブランドの世界観とマッチさせることで、より魅力的な写真撮影スポットを作り出せます。
また、指輪や口紅、花などのガーリーなアイテムをモチーフにしたプロップスも人気です。
このようなデザインは、参加者に特別感を与えて、イベントの思い出をより印象深いものにします。
②ユーモラスなデザイン
定番のヒゲや大きなメガネ、コミカルな吹き出しといったユーモラスなデザインは、参加者の緊張をほぐして自然な笑顔を引き出すのに最適です。
変装気分を楽しめるこれらのフォトプロップスは、楽しい雰囲気を作り出してゲスト同士のコミュニケーションを促進します。
かしこまった雰囲気になりがちなカンファレンスや、社員同士の交流を目的としたイベントなどで使うと、場が和みやすいです。
写真撮影を通じて生まれる笑いやコミュニケーションが、イベント全体の成功につながります。
ユーモアを取り入れたデザインは参加者の記憶に残りやすく、SNSでの共有も期待でき、企業のプロモーション効果をより一層高められます。
③メッセージ入りのフォトプロップス
「感謝」「祝!」「新発売」といった直接的なメッセージや、企業のスローガンを入れたデザインも人気です。
伝えたいメッセージをストレートに表現できるため、プロモーション効果が高いと言えます。
吹き出し型にして、参加者が自由にメッセージを書き込めるようにするのも面白いアイデアです。
参加者自身の言葉が加わると、よりオリジナリティのある写真を残せます。
メッセージ入りのフォトプロップスは、新商品発表会や株主総会、ファンミーティングなど、企業が特定のメッセージを伝えたい場面で特に効果を発揮します。
写真に特別な意味を持たせられ、イベントのテーマやコンセプトを明確に表現できるのが大きな魅力です。
④ナチュラルテイスト
木目調のデザインや、葉っぱ、木の実などの植物をモチーフにしたナチュラルテイストのフォトプロップスも人気です。
ウッドやグリーンを使用したアースカラーなど、温かみのあるデザインは、企業の誠実さや親しみやすさを伝えるのに役立ちます。
このようなデザインはオーガニック製品のPRイベントや環境をテーマにした催し、アウトドア関連の企業ブースなどにぴったりです。
特に自然をテーマにした結婚式やアウトドアイベントでも好まれています。
ナチュラルテイストは落ち着いた雰囲気で、幅広い年齢層に受け入れられやすいのも特徴です。
派手すぎず、なおかつ写真映えする絶妙なバランスが、多くの参加者から支持されています。
フォトプロップスをデザインする際の重要ポイント

効果的なフォトプロップスを制作するためには、ただおしゃれなだけではなく、いくつかの重要なポイントを押さえることが必要です。
以下では、フォトプロップスのデザインで失敗しないための3つのチェックポイントを解説します。
これらのポイントを意識すれば、イベントの目的達成に貢献するフォトプロップスを制作できます。
写真映えするか
フォトプロップスは、あくまで写真に写ったときが完成形です。
そのため、実際に写真撮影した際の映えを意識したデザインが重要です。
背景の色に埋もれないよう、はっきりとした色使いや太い線のデザインを心がけましょう。
ビビッドな色やカラフルなデザイン、ゴールドやラメを使ったキラキラデザインは特に写真映えします。
細かい文字や複雑すぎるイラストは写真では潰れて見えにくくなるため、シンプルでわかりやすいデザインがおすすめです。
また、プロップスの大きさも重要なポイントです。
小さすぎると写真に映りにくいため、顔の近くで持ったときにしっかり存在感のある大きめのサイズがおすすめです。
イベントのテーマやコンセプトに合っているか
フォトプロップスだけが浮いてしまわないよう、イベント全体のテーマやブランドイメージとの統一感を大切にしましょう。
例えば、先進的な技術を発表するイベントで、手作り感の強いプロップスはミスマッチな可能性があります。
企業のブランドカラーやフォントを使用することで、デザインに統一感を持たせ、さらにブランディング効果を高めることができます。
結婚式であれば新郎新婦の名前や日付、誕生日であれば年齢の数字、企業イベントであればロゴや商品イメージを取り入れるなど、シーンに応じたデザインが求められます。
キャラクターモチーフを取り入れる場合も、イベントの雰囲気に合ったものを選ぶことで、子どもから大人まで幅広い層に喜ばれます。
オリジナリティやユーモアがあるか
多くの企業がフォトプロップスを活用する中で、参加者の記憶に残るためにはオリジナリティが不可欠です。
自社の製品やサービスをモチーフにしたり、業界ならではのあるあるネタを吹き出しのセリフにしたりと、ユニークなアイデアを盛り込みましょう。
ユーモアや納得感のあるデザインは、SNSでの共有を促進する重要な要素となります。
SNSの画面のようなフレームを作り、挙式日やいいね数などを入れることで、オリジナリティ溢れるフォトプロップスになります。
映画が共通の趣味である場合などに、カチンコ型のプロップスもユニークで記念になります。
高クオリティのフォトプロップス制作なら株式会社メディックがおすすめ

フォトプロップスをイベントで活用したいけれど「デザインのアイデアが浮かばない」「作る時間がない」「耐久性のあるものが欲しい」といったお悩みはありませんか。
株式会社メディックの最大の魅力は、企画提案からデザイン、制作、さらには現場での施工までワンストップで対応可能な点です。
長年の経験と実績を持つプロのデザイナーが、お客様の企業イメージやイベントのコンセプトを丁寧にヒアリングした上で、ターゲット層に響く最適なデザインを案内します。
また、一般的な紙製だけではなく、耐久性に優れたスチレンボードやアクリルなど、用途に合わせた素材を選択できます。
さらに、イベントのテーマに合わせた統一感のあるデザインや、企業ロゴ・スローガンを効果的に配置したブランディングに最適なプロップスの制作も得意としています。
デザインに自信がない方や、お忙しい方でも、安心してお任せいただける点が大きなメリットです。
高品質なフォトプロップスは、イベントの価値をさらに高め、参加者の満足度向上に大きく貢献します。
まとめ:フォトプロップスの活用で自社ブランドの認知度向上を図ろう

本記事では、フォトプロップスの基本から企業が活用するメリット、人気のデザインアイデアまでを解説しました。
フォトプロップスは、手軽に導入できるうえに、SNSで高い拡散力やブランディング効果が期待できる、コストパフォーマンスの高い販促ツールです。
参加者に楽しい体験を提供できれば、企業への親近感が生まれ、エンゲージメントも高まります。
次回のイベントには、ぜひオリジナリティあふれるフォトプロップスを取り入れてみてはいかがでしょうか。
参加者の笑顔あふれる写真がSNSで広まり、自社のブランドの認知度を飛躍的に向上させるきっかけになるはずです。
株式会社メディックでは、お客様一社一社の目的やご予算に合わせた最適なフォトプロップスを提案します。
企画やデザインに関するご相談も随時承っておりますので、お気軽にご相談ください。
