「イベントを盛り上げたいけど、大きな予算はかけられない」
「SNSでお店のことをさらに広めたいけど、どうすれば良いかわからない」
企業の販促担当者やイベントプランナーの方は、このようなお悩みをお持ちではないでしょうか。
本記事では、そうした課題を解決するツールであるフォトスポットコーナーの基礎知識や、設置のメリット、活用のポイントについて解説します。
フォトスポットコーナーの基本的な知識から具体的な作り方のコツを知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
フォトスポットコーナーは写真撮影が楽しめる特別なスペース!

フォトスポットコーナーとは、イベント会場や店舗、観光地などで来場者が記念撮影を楽しめるように特別に装飾されたスペースのことです。
単に美しい背景であるだけでなく、ブランドの世界観を表現したり、季節感を演出したりと、その目的は多岐にわたります。
フォトスポットコーナーの主な設置場所と具体例は、以下のとおりです。
| 主な設置場所 | 具体例 |
|---|---|
| イベント・展示会 | ・企業ロゴの入ったバックパネル ・キャラクターの等身大パネル |
| 商業施設 | ・クリスマスイルミネーション ・ハロウィンの装飾 ・季節の花々 ・周年祭や季節にあったバックパネル |
| 店舗 | ・ブランドコンセプトを表現した内装 ・SNS映えする壁画 |
| 観光地 | ・絶景ポイントに設置されたモニュメント ・ユニークな顔はめパネル |
| 結婚式場 | ・新郎新婦の名前が入ったウェルカムボード ・華やかなフラワーウォール |
来場者はその空間で写真を撮ることで、特別な思い出作りができると同時に、SNSなどを通じてその体験を共有します。
これにより、フォトスポットコーナーは単なる装飾に留まらず、強力な情報発信ツールの役割も果たします。

人気のフォトスポットコーナーの事例

株式会社メディックでは、これまで数多くのイベントや商業施設でフォトスポットコーナーの制作を手がけてきました。
以下では、メディックが考える、人気のフォトスポットコーナーを紹介します。
| 事例 | 概要 | 期待された効果 |
|---|---|---|
| クリスマスイベントでの顔はめパネル | ・サンタクロースやトナカイ、雪だるまをモチーフにした顔はめパネルを制作 ・赤と緑のクリスマスカラーできらびやかに装飾し、子どもから大人まで楽しめる空間を演出 | ・施設全体のクリスマスムード醸成 ・ファミリー層の顧客促進 ・SNSでの「#クリスマス」投稿による認知拡大 |
| ハロウィンイベントでのフォトブース | ・ハート型フレームやかぼちゃのオブジェ、イルミネーションを組み合わせた立体的なフォトブースを制作 ・オレンジと紫のコントラストで視覚的なインパクトを実現し、集客に貢献 | ・イベント会場の華やかさ向上 ・若年層やファミリー層の誘致 ・ハッシュタグキャンペーンとの連動によるSNS拡散 |
| 企業プロモーションでのバックパネル | ・新商品発表会でブランドロゴと商品イメージを大きくあしらったバックパネルを制作 ・撮影した写真に自然とブランド名が入り込むよう設計し、SNS投稿を通じた宣伝効果を生み出す | ・新商品の認知度向上 ・企業ブランドイメージの強化 ・メディアへの露出機会創出 |
| 観光地での推し活フォトスポット | ・アイドルやキャラクターのファンが集まる推し活フォトスポットを制作 ・グッズを飾ったり写真撮影したりできる専用スペースを設ける | ・観光客の増加と地域活性化 ・ファンコミュニティの形成 ・SNSを通じた継続的な情報発信 |
株式会社メディックでは豊富な知識や経験を活かし、お客様もご要望にあったフォロスポットを制作します。
フォトスポットコーナーを設置する4つのメリット

以下、フォトスポットコーナーの設置をすることで期待できる4つのメリットを解説します。
メリットを理解しておくと、企画担当者の方が社内で提案する際にも、説得力を持って説明できます。
①集客・来場を促進できる
魅力的でインパクトのあるフォトスポットは、それ自体が目的地となり得ます。
「あの場所で写真を撮りたい」という動機が、人々をイベント会場や店舗へと導く大きな集客要因となります。
特に、遠くからでも目を引くようなユニークなデザインやそこでしか体験できない仕掛けは、通行人の足を止め、写真を撮る予定のなかった人まで引き込む力を持っています。
②低コストでの宣伝やSNSでの拡散が可能
フォトスポットコーナーの設置で、低コストでの宣伝やSNSでの拡散が可能です。
来場者が撮影した写真をInstagramやTikTokなどのSNSに投稿することで、自発的に広告塔となってくれます。
このユーザー生成コンテンツ(UGC)による口コミは、企業発信の広告よりも信頼性が高く、広告費をほとんどかけずに膨大な数の人々に情報を届けられます。
これは、費用対効果の高い宣伝手法といえます。
③ブランド価値や印象が向上する
フォトスポットコーナーは、ブランドの世界観やメッセージを視覚的に伝えられます。
ロゴやブランドカラー、キャラクターなどを効果的にデザインに組み込むと、来場者は楽しみながらブランドに触れられます。
「楽しかった」「おしゃれだった」などのポジティブな体験は、ブランドへの好感度を高め、競合との差別化につながります。
④リピーターの獲得や回遊性の向上が期待できる
写真撮影が楽しい経験に繋がると、顧客満足度を向上させられます。
満足度の高い体験は「また来たい」という気持ちを育み、リピーター獲得への貢献度が高いです。
また、季節やイベントごとにデザインを変更すれば、常に新鮮な魅力を提供し続けられます。
施設内に複数のフォトスポットを点在させれば、来場者がそれらを巡ることで自然と施設全体の回遊性が高まり、滞在時間の延長も期待できます。
フォトスポットコーナーを制作する際の3つの注意点

フォトスポットコーナーを設置だけで満足してしまうと、「誰も撮影してくれない」といった失敗に繋がる可能性があります。
以下では、失敗を避けるために制作する際の注意点を解説します。
計画段階でこれらの注意点をしっかり把握しておきましょう。
①目的とターゲットを明確にする
フォトスポットコーナーを制作する上で重要なのは、戦略の根幹となる目的とターゲットを最初に決めることです。
「何のために設置するのか」「誰に写真を撮ってもらいたいのか」が曖昧では、デザインの方向性が定まりません。
例えば、ファミリー層の集客が目的であれば、子どもが喜ぶキャラクターやカラフルなデザインが有効です。
20代女性をターゲットに新商品の認知度向上を目的にするなら、SNS映えするおしゃれなデザインや世界観が求められます。
最初に軸を定めておくことで、効果的なフォトスポットを設置できます。
②安全性や耐久性を確保する
フォトスポットコーナーでは、デザイン性ばかりに気を取られて安全性や耐久性の確保を怠ってはいけません。
特に、多くの人が触れたり寄りかかったりすることを想定し、倒れにくい構造や壊れにくい素材を選ぶことが重要です。
また、設置場所が屋外の場合は、雨や風、直射日光に耐えられる耐候性のある素材を選ぶ必要があります。
来場者が安心して楽しめるように、安全管理を徹底することは主催者の重要な責務です。
③撮影環境・照明・構図を配慮する
どんなに素敵なデザインでも、きれいに写真を撮影できなければ来場者の満足度は高められません。
そのため、写真を「きれいに撮れる」環境を整えることが、利用促進の鍵です。
特に照明は重要で、顔が暗く映ったり逆光になっていないかなどを、事前に確認しましょう。
また、撮影に必要なスペースが確保されているか、背景に余計なものが映り込まないかなど、実際に撮影する人の視点で構図を考えることが大切です。
フォトスポットコーナーの効果を最大限引き出す4つのポイント

基本的な注意点を押さえた上で、さらにフォトスポットコーナーの効果を高めるための応用的なポイントを紹介します。
これらのポイントを意識すると、「ただ設置するだけ」から「戦略的に活用する」へとステップアップできます。
①コンセプト(テーマ)を設計する
フォトスポットコーナー全体に一貫したコンセプトやテーマを設定しましょう。
例えば、以下のような明確なテーマがあると、背景や装飾、小物に統一感が生まれます。
- ハロウィンナイト
- 未来の都市
- おとぎ話の世界 など
統一感のある世界観は、来場者の没入感を高め、「この世界に入り込みたい」と思わせるなど、撮影意欲を高めます。
コンセプトに沿って細部まで作り込むことで、単なる背景パネルではない、物語性のある空間を生み出せます。
②デザインの映えを意識する
SNSで共有されやすい写真には、映えを意識した視覚的な魅力があります。
デザインする際は、鮮やかな配色や立体感のあるオブジェ、奥行きを感じさせるレイヤー構造などを意識しましょう。
例えば、平面的な背景だけでなく、手前に椅子や小物を配置することで、写真の魅力を高められます。
最新のAR技術を活用するのも、ユニークな体験を提供する方法の一つです。
③デザインのクオリティとブランドをあわせる
フォトスポットコーナーのデザインクオリティは、ブランドやイベントのイメージに直結します。
例えば、高級感をコンセプトにするブランドのイベントでは、手作り感の強いフォトスポットは相応しくありません。
予算が限られている場合でも、素材選びや仕上げの丁寧さにこだわることで、クオリティを高められます。
ブランドイメージを損なうことのないように細部まで気を配り、来場者が撮影したい気持ちが高まる空間を目指しましょう。
④SNS投稿を促す仕掛けをつくる
フォトスポットコーナーは、来場者が撮影した写真がSNSに投稿され、拡散されることで宣伝効果が最大化されます。
そのために、以下のようなSNS投稿を自然に促す仕掛けを用意しましょう。
- オリジナルのハッシュタグを考案し、わかりやすく表示する
- ハッシュタグを付けて投稿するとプレゼントが当たるキャンペーンを実施する
- 写真に自然とロゴやイベント名が入るようなデザインにする
- 「#〇〇で投稿してね!」といったメッセージをパネルに記載する
- 思わず使いたくなるようなフォトプロップス(手持ちの撮影小物)を用意する
これらの工夫で、撮影から投稿までの一連の行動をスムーズに後押しできます。
高クオリティなフォトスポットコーナーを制作したいなら株式会社メディックにおまかせ

「さらにクオリティの高いものを作りたい」「企画から施工まで、専門家に任せたい」と考えている方もいるでしょう。
そのような場合は、ぜひ私たち株式会社メディックにご相談ください。
私たちの最大の強みは、企画・デザインから制作・出力、そして現場での施工・撤去までをワンストップで行うことです。
これにより、お客様の細かなご要望に迅速かつ柔軟に対応し、高品質でありながらコストを抑えたご提案が可能です。
商業施設の華やかなシーズン装飾から企業のブランドイメージを形にするイベントブースまで、豊富な実績とノウハウを活かしてお客様の目的達成をサポートします。
フォトスポットコーナーの制作でお困りの際は、お気軽にご相談ください。
まとめ:フォトスポットコーナーを積極的に活用して企業をPRしよう

本記事では、フォトスポットコーナーの基本から設置のメリット、制作時の注意点、そして効果を最大化するポイントまでを解説しました。
フォトスポットコーナーは、来場者の満足度を高めてSNS拡散を促す強力なツールです。
設置すると、集客促進・低コストでの宣伝・ブランド価値向上・リピーター獲得などのメリットがあります。
制作時には、目的やターゲットの設定・安全性・撮影環境に注意し、コンセプト設計や映えるデザイン、SNS投稿を促す工夫を意識することで、フォトスポットコーナーの効果をより高められます。
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株式会社メディックでは、お客様一社一社の目的やご予算に合わせて、最適なフォトスポットコーナーをご提案します。
企画やデザインに関するご相談承っておりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。