「イベントや観光地でよく見かける顔はめパネルを作ってみたい」
「オリジナルの顔はめパネルを設置したい」
このように、顔はめパネルに興味を持つ方もいらっしゃるでしょう。
本記事では、顔はめパネルの作り方やクオリティを高めるポイント、デザインアイデアをご紹介します。
オリジナルの顔はめパネルを作りたいとお考えの方は、ぜひ最後までご覧ください。
顔はめパネルとは

顔はめパネルとは、顔出しパネルや顔はめ看板などとも呼ばれ、パネルに開けられた穴から顔を出して撮影できるパネルのことです。
人物や動物、キャラクターなどの体部分が描かれることが多く、観光地やイベント会場で昔から親しまれています。
イベントや店舗のシンボル的スポットとして目を引き、家族連れや観光客、イベント参加者など幅広い層に楽しんでもらえるのが特徴です。
SNSが普及した現代では、撮影された写真が拡散されると宣伝になるため、集客ツールとしても注目を集めています。
顔はめパネルの作り方【DIY】

以下では、顔はめパネルの作り方を解説します。
デザインを決定する
まずは、顔はめパネルのデザインを決めます。
デザインを検討する際は、誰がどのような場面で使用するのかを意識するとより効果的です。
例えば、家族連れをターゲットにする場合は子ども向けのポップなデザイン、観光客向けであれば地元名物を取り入れたデザインなどが挙げられます。
また、顔はめパネルを作る際に重要なのが、どこに、どれくらいの大きさで顔出し穴を設置するかという点です。
実際に顔をはめる人の身長や、同時に何人が使うかを考慮して、穴の位置やサイズを事前に決めておきましょう。
材料と道具を揃える
デザインが確定したあとは、制作に必要な材料と道具を準備します。
基本的な道具をあらかじめそろえておくと、スムーズに作業を進められます。
最低限必要な道具は、以下の通りです。
- 板材:段ボールやスチレンボードなどを使用。設置場所や耐久性などに合わせて最適な素材を選定
- カッターナイフ:穴あけや細部の加工に使用するため、替え刃式で切れ味が良いものが便利
- カッターマット:作業台を傷つけず、安定して切れるように、サイズに余裕のあるものを用意
- 定規:直線を正確に引いたり切ったりする際のガイドに使うため、長めで金属製がおすすめ
- 鉛筆:下書きや修正に使うため、線がはっきり見える濃い目のものを選ぶ
- 消しゴム:柔らかく、紙や板を傷つけにくいものがおすすめ
- 絵の具筆、パレット:細部用と広い面用の筆をそろえると便利
- 接着剤や両面テープ:パーツの固定や補強に使用するため、特に屋外の場合は耐水性のあるものを選定
特に、土台となる板材の選び方が重要です。
板材には、以下のようにいくつか種類があります。
| 材料名 | 特徴 | おすすめの用途 | 
|---|---|---|
| 段ボール | 軽くて加工が簡単 耐久性は低い | 小規模な屋内イベント 短期間の使用 | 
| スチレンボード | 表面が滑らかで塗装が簡単カッターで加工可能 | 屋内での数日間の使用 結婚式 | 
| ベニヤ板 | 非常に丈夫で高い耐久性 加工にはノコギリなどが必要 | 長期間の設置 屋外イベント | 
設置場所や使用期間によって適した素材が異なるため、イベントの規模や目的に応じて選ぶことが大切です。
板材に下書き
道具を準備できたあとは、土台となる板材にデザインの下書きをします。
手描きの場合は、鉛筆で直接描き込んでいきましょう。
パソコンで作成したデザインや写真を印刷した場合は、板材に直接貼り付けたり、チャコペーパーを使用したりして転写します。
特に、顔出し穴の位置を正確に描くことで、パネル全体の完成度が高まります。
顔を出す穴を開ける
続いて、下書きに沿って顔を出すための穴を開けます。
カッターナイフを使用する場合は一度に深く入れず、少しずつ刃を進めて慎重に切り抜きましょう。
特にカーブ部分は、一度で切ろうとせず、細かく切り込みを入れてから切り抜くと、きれいに仕上がります。
また、穴を開ける際には、利用者が顔を出したときにけがをしないよう、次のような安全対策が必要です。
- 顔を出す穴のフチをサンドペーパーで磨き、鋭利な部分を残さない
- 板材の角を面取りして丸みをつける
- 使用する接着剤やテープがはみ出さないようにし、肌に触れる部分を滑らかに整える
最後に穴のフチをサンドペーパーで軽く磨くと、仕上がりが滑らかになり安全性も高められます。
色を塗ってイラストを描く
次に、下書きへ色を塗ります。
板材を塗る際は、アクリル絵の具やポスターカラーなど、発色の良い画材を使用しましょう。
また、広い部分は太い筆、細かいところは細い筆を使って丁寧に塗り分けると、全体をきれいに仕上げられます。
絵を描くのが苦手な方は、印刷したイラストや色画用紙を切って貼る方法もおすすめです。
スタンドを取り付ける
最後に、完成したパネルを自立させるためのスタンドを取り付けます。
主な取り付け方は、以下のとおりです。
| 取り付け方法 | 特徴 | おすすめの用途 | 
|---|---|---|
| L字型スタンドを取り付ける | 組み立てが簡単で折りたたみも可能 | 短期開催の屋内イベント | 
| 木材や金属の脚を固定する | 強度が高く、風にも強い | 長期間設置する屋外イベント | 
| 重りを使って固定する | スタンドを取り付けずに済み、移動が容易 | 店舗前やスペースが限られる場所 | 
| イーゼルに立てかける | 工具不要で簡単に設置可能 | 展示会や短時間のイベント | 
設置場所や利用期間に応じて適切な方法を選ぶことで、顔はめパネルの安定性や安全性を確保できます。
また、パネルが倒れないようにするためには、設置場所の状態を確認するのも重要です。
地面が平らで安定しているかどうかをチェックし、傾斜や段差のある場所は避けましょう。
顔はめパネル作りの4つのポイント

以下では、顔はめパネルのクオリティをさらに上げるためのポイントを紹介します。
商業施設のテーマやブランドイメージに合わせる
顔はめパネルを商業施設の集客やPRイベントで活用する場合は、テーマやブランドイメージに合わせてデザインを工夫すると効果的です。
パネル自体が広告塔となり、集客力やブランドイメージの向上につながります。
具体的なアイデア例は、以下のとおりです。
| 商業施設のテーマ・ブランドイメージ | 顔はめパネルのアイデア例 | 
|---|---|
| ファミリー向けショッピングモール | 人気キャラクターや動物をモチーフにした親子で楽しめるデザイン | 
| 高級ブランド店舗 | ブランドカラーを基調とした洗練されたシルエットデザイン | 
| 地域密着型スーパー | 地元の名産品やキャラクターを取り入れた親しみやすいデザイン | 
| 季節イベントを多く開催する商業施設 | クリスマスやハロウィンなど、季節感を前面に出した限定デザイン | 
施設のテーマやブランドカラー、ロゴなどをデザインに取り入れると、独自性のあるフォトスポットを制作できます。
撮影のしやすさを意識した設置
魅力的な顔はめパネルを設置しても撮影がしにくいと、集客効果が低下します。
そのため、以下のように撮影のしやすさを意識した工夫が必要です。
| 工夫のポイント | 内容 | 
|---|---|
| 設置場所の明るさの確保 | 自然光が入りやすい場所や、照明を当てて明るさを確保 | 
| 背景の整理 | 背後に余計な看板や物が入らないように空間を設計 | 
| 撮影スペースの確保 | パネルから2m~3m離れて撮影できるスペースを用意 | 
| 高さの調整 | 子ども用・大人用の2段構成 | 
| 案内表示の設置 | 「こちらで撮影できます」など簡単な看板や足跡マークを設置 | 
設置場所に工夫を凝らすと、誰でも快適に撮影を楽しめるフォトスポットとなり、利用者の満足度やSNSでの拡散効果も高まります。
背景に余計なものが映り込まないか、照明は暗すぎないかなど、実際に設置場所の候補に立って確認しましょう。
SNS拡散のための仕掛け
顔はめパネルの集客力を高めるためには、SNSで拡散させるための仕掛けが欠かせません。
例えば、以下のような仕掛けが効果的です。
| 仕掛けのポイント | 内容 | 
|---|---|
| ハッシュタグの設定 | パネルや周囲に公式ハッシュタグを表示 | 
| QRコードの設置 | 施設の公式SNSやキャンペーンページにリンク | 
| デザインのインパクト | ユニークなキャラクターや季節感のある背景を採用 | 
| 撮影用フレームの演出 | 足元に立ち位置マークや背景装飾を追加 | 
| 投稿キャンペーンの実施 | 「#〇〇で投稿すると特典がもらえる」などのお得なキャンペーンを実施 | 
SNSでの拡散を促す仕掛けを多数取り入れると、利用者が自然にSNSへ投稿しやすくなり、宣伝効果をさらに高められます。
※QRコードは、株式会社デンソーウェーブの登録商標です。
安全性の確保
小さな子どもからご年配の方まで多くの人が利用する顔はめパネルは、安全性が特に重要です。
そのため、以下のような安全対策の実施が不可欠です。
| 安全対策のポイント | 内容 | 
|---|---|
| 強度の確保 | 板材を厚めにして、支柱やスタンドをしっかり固定 | 
| 転倒防止 | 設置場所を平らにする、重りを置く、屋外は風対策を実施 | 
| 塗料や接着剤の管理 | 使用する塗料は無害なものを選び、完全に乾いてから利用開始 | 
| 定期点検 | 設置後もネジや接着部分を定期的に確認 | 
特に子どもが多いイベントでは、転倒防止策を徹底しましょう。
顔はめパネルの発注先の選び方

「自分や従業員で作るのは時間がない」「丈夫でプロ仕様のものを利用したい」場合は、フォトスポットの専門会社への発注がおすすめです。
本章では、発注先選びの3つのチェックポイントを解説します。
制作実績
顔はめパネルの発注先を選ぶ際は、公式サイトで制作実績を確認しましょう。
過去にどのようなイベントや施設で、どのようなデザインのパネルを制作したかを確認することで、その会社の得意分野や強みが把握できます。
作りたいパネルのイメージに近い実績が豊富な会社を選ぶと、質の高いパネルが期待できます。
対応範囲
顔はめパネルの発注先選びでは、サービスの対応範囲の確認も重要です。
例えば、デザイン制作から印刷・加工・設置まで一貫して対応できるか、設置や撤去のサポートがあるかなど、ご希望の作業内容に対応しているかを確認しましょう。
事前に対応範囲を確認しておくと、予期せぬ追加コストや作業負担を避け、スムーズに導入できます。
デザイン力
顔はめパネルは見た目のインパクトが大きく、デザインの良し悪しが集客効果やSNSでの拡散力を左右します。
そのため、発注先を選ぶ際はデザイン力の高さも重視しましょう。
制作事例をチェックし、各会社におけるデザインの強みや得意分野を見極めることが大切です。
顔はめパネルの発注なら株式会社メディックがおすすめ

顔はめパネルの発注先選びでお悩みの場合は、豊富な実績と高い技術力を持つ株式会社メディックがおすすめです。
1983年の創業以来、販売促進事業を通じて培ってきたノウハウで、集客につながるフォトスポットを提案します。
以下では、当社の特徴を紹介します。
オリジナルの顔はめパネルデザインに対応
株式会社メディックは、完全オリジナルデザインの顔はめパネルに対応しています。
例えば、施設のキャラクターを活用したパネルや、芸能人など特定の人物をモチーフにしたパネルの制作も可能です。
自由度の高いデザイン対応が可能なため、イベントや施設の特徴を最大限に活かしたオリジナルパネルを制作でき、集客効果をより高められます。
選べるサイズと材質
株式会社メディックの顔はめパネル制作では、以下のように2つの基本サイズと2つの材質を展開しています。
| サイズ | 基本形 | 
|---|---|
| 子ども向け壁用:幅1,800mm×高さ1,800mm 大人向け壁用:幅2,100mm×高さ2,100mm など | 発泡スチレンパネル:軽量で設置場所の移動も可能 アルミ複合版パネル:強度が高く屋外でも使用可能 | 
設置場所や利用目的、ターゲットに合わせた最適な組み合わせを選ぶことで、演出効果が向上します。
豊富なオプション
株式会社メディックでは、以下のようなデザインや設置、納期に関するオプションメニューを多数用意しています。
- 型抜き加工:モチーフに合わせて型抜き
- 3D装飾:立体モチーフを追加
- ラミネート加工:印刷物を傷・汚れ・水から保護
- 文字入れ:タイトルや施設名などお好みの文字を追加(データ支給が必要)
- 設置サービス:専門スタッフが現場に設置※要相談
- ウェイト:風や衝撃で倒れないよう重しを設置(設置環境に応じて対応)
- お急ぎ便:通常よりも納期を短縮しスピーディーに制作・納品
特にデザインに関するオプションを組み合わせると、他にはないオリジナリティあふれる顔はめパネルを制作できます。
顔はめパネルのデザインアイデア集

株式会社メディックでは、イベントや施設を盛り上げるため、さまざまな顔はめパネル制作を承っています。
本章では、過去に手掛けた制作事例の一部を紹介します。
芸能人を型取った顔はめパネル

株式会社メディックでは、芸能人の方から直接ご依頼をいただき、本人をモチーフにした顔はめパネルを制作した実績があります。
当事例に近い制作例として、主役や社長をモデルにした等身大パネルもおすすめです。
服装やポーズにひと工夫加えると、ユーモアあふれる印象的なパネルを制作できます。
施設のマスコットを活用した顔はめパネル

当事例のように、会社や施設の公式マスコットキャラクターをパネルデザインに使用するのもおすすめです。
また、マスコットを使ったデザインは、施設全体のブランディング強化にもつながり、SNSでの拡散効果も期待できます。
イベントやキャンペーンと組み合わせると、話題性を高めつつ、長期的な集客施策としても活用可能です。 
季節イベントの集客向け顔はめパネル

ハロウィンやクリスマス、お正月など、季節のイベントに合わせたデザインは集客効果抜群です。
特定の時期にしか体験できない限定感により、SNSでの投稿を促進できます。
また、イベントごとにデザインを変更すると、同じ施設でも来るたびに新しいフォトスポットを楽しめるため、リピート効果も期待できます。
クリスマスイベントで顔はめパネルを活用したい方は、以下の記事をご覧ください。
まとめ:オリジナル顔はめパネルを作って集客力アップ

顔はめパネルは、単なる撮影スポットではなく、コミュニケーションが生まれ、集客につながるアイテムです。
本記事でご紹介した作り方やポイントを参考に、オリジナリティのある顔はめパネルを企画・制作してみてください。
施設のマスコットキャラクターや人物を活用した高品質な顔はめパネルを発注したい場合は、株式会社メディックにご相談ください。
企画からデザイン、施工までトータルでサポートし、施設の集客に貢献します。
 
 