フラッシュプリント広告とは?SNSで拡散される仕組みと費用・事例を解説

「SNS映えする仕掛けを用意したい」「来場者に自然に写真を撮ってもらいたい」
集客にお悩みで、新たな広告手法をお探しではありませんか。

近年、次世代の広告手法として注目を集めているのがフラッシュプリント広告です。
フラッシュ撮影の際の光に反応して隠れたデザインが浮かび上がり、思わず写真を撮ってSNSに投稿したくなるため、高い集客効果が期待できます。

本記事では、商業施設やイベント運営者に向けて、フラッシュプリント広告の仕組みと活用するメリットを詳しく解説します。
また、活用シーンと導入方法についても具体例を交えて紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

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フラッシュプリント広告とは

初めに、フラッシュプリント広告の仕組みと他のトリック3Dアートとの違いを解説します。

フラッシュプリントの仕組み

フラッシュプリントは、光の反射率が異なる特殊なインクや素材を組み合わせて印刷される技術です。
通常の環境光では視認できないデザインが、強い光源(フラッシュ)を当てた瞬間だけ浮かび上がる仕組みです。

再帰反射というメディアに含まれているガラスビーズは、 入射してきた光がどんなに歪んだ曲面であっても入射してきた方向に光を反射させる性質を持っています。
その再帰反射を使用することで、通常時ではみられない絵柄を撮影できる仕組みを作り出します。

撮影者がスマートフォンのフラッシュ撮影をすると、隠れた絵柄だけが強く反射し、写真上にクリアに映し出されます。
フラッシュを使用しないと隠れた絵柄が見えないため、撮影後に写真を見た瞬間に大きな驚きを提供できるのが特徴です。

他のトリック3Dアートとの違い

フラッシュプリントは、他の主要なトリック3Dアート技術とは異なる独自の特徴を持っています。

トリック3Dアートとの違い
トリック3Dアートは、特定の角度から見ることで立体的に見える視覚効果を狙った技術です。
一方、フラッシュプリントは角度ではなく光源の有無によってデザインが変化するため、より多くの方が同時に体験できます。

ブラックライト印刷との違い
ブラックライト印刷は、紫外線を当てることで蛍光インクが発光する技術です。
特別な照明設備が必要な点に対し、フラッシュプリントはスマートフォンのフラッシュだけで効果を得られるため、設備投資を抑えられます。

ベローズプリントとの違い
ベローズプリントは見る角度によって異なるデザインが見える技術ですが、フラッシュプリントは光の当て方でデザインの有無が変化します。
より直感的でわかりやすい体験を提供できる点が魅力です。

フラッシュプリントは参加者のアクション(撮影)ひとつで大きなインパクトを与えられる点が特徴です。

フラッシュプリント広告が選ばれる3つの理由

フラッシュプリント広告がプロモーション手法として注目されている理由は以下の3つです。

SNS映えによる拡散効果が期待できる

フラッシュプリント広告の最大の魅力は、自然にUGC(ユーザー生成コンテンツ)を誘発できることです。
撮影前と撮影後で写真の見た目が変わるため、参加者は発見の驚き、喜びを友人や知人と共有したくなります。

具体的な拡散効果は以下の通りです。

  • 比較写真の投稿:フラッシュありとフラッシュなしの写真を並べて投稿
  • 動画コンテンツ:撮影の瞬間を動画で記録し、リアルタイムな驚きを共有
  • ハッシュタグの自然な使用:ブランドや施設のハッシュタグを付けて投稿

従来のポスター広告は写真を撮る動機が少ない一方で、フラッシュプリントなら撮影自体がエンターテインメントになります。
結果として、広告費をかけずに多くの人にブランドメッセージを届けられる仕組みが構築可能です。

ブランド体験を強化できる

フラッシュプリント広告は、消費者に驚き・発見の体験を提供する次世代の体験型OOH(Out of Home)広告として、 単なる情報伝達に留まらず、ブランドとの感情的なつながりを作り出します。

フラッシュプリント広告が体験価値を向上させる要素は以下の通りです。

  • インタラクティブ性:受動的な広告視聴から能動的な体験参加へ
  • 記憶定着率の向上:驚きの体験は長期記憶に残りやすい
  • 口コミ誘発:体験談として自然に拡散される

例えば、化粧品ブランドであれば「美しさの隠れた秘密」をテーマにしたメッセージを仕込むことが出来ます。
飲料ブランドなら「爽やかさ」を表現する隠れたビジュアルを設計すると、商品特性とリンクした体験を演出できます。

多様なシーン・多様なスペースで集客できる(駅構内・商業施設・イベント会場・空きスペース有効活用など)

屋内であれば設置場所を問わず、多様な環境で集客効果を発揮できることも、フラッシュプリント広告の特徴です。

設置可能の場所の例

  • 駅構内:通勤・通学時間帯の高い人流を活用
  • 商業施設:買い物客の滞在時間延長と再訪促進
  • イベント会場:来場者の参加満足度向上
  • スポーツスタジアム:試合前後の時間を活用した体験提供
  • 空きスペース:未活用スペースの有効活用

特に、従来の広告手法では効果が見込めなかった狭小スペースや通路でも、 フラッシュプリントなら立ち止まって撮影する行為自体がコンテンツになるため、効果的な集客が期待できます。

フラッシュプリント広告の活用シーンと事例

実際にフラッシュプリント広告がどのように活用されているのか、具体的な事例を見ていきましょう。

商業施設・ショッピングモール

商業施設でのフラッシュプリント広告には、季節イベントやキャンペーンで来館者の参加を促す効果が見込めます。

季節連動型の活用例

  • クリスマスシーズン:通常は雪の結晶だけが見えるデザインに、フラッシュで「メリークリスマス」の文字が浮かぶ
  • バレンタイン期間:ハートマークがフラッシュ撮影で色鮮やかに現れる仕掛け
  • 夏祭りイベント:花火のデザインがフラッシュで明るく輝く演出
  • ハロウィンシーズン:フラッシュ撮影するとオバケが現れる演出

上記の仕掛けにより、来館者は自然に写真撮影を行い、SNSでの拡散を通じて施設の認知度向上につながります。
さらに、撮影のために滞在時間が増えることも魅力的なポイントです。

エンタメ・スポーツイベント

エンターテイメントやスポーツイベントでは、フォトスポットや会場装飾にフラッシュプリントを組み込み、 スポンサーの露出を高める活用方法も注目されています。

イベント会場での活用パターン

  • コンサート会場:アーティストのロゴがフラッシュで浮かび上がるフォトスポット
  • スポーツ会場:チームカラーがフラッシュで鮮やかに現れる応援フォト背景
  • 展示会:企業ブースでの商品アピールポイントがフラッシュで強調される仕掛け

フォトスポットのフラッシュプリントをお考えの場合は、企画から施工まで一貫してサポート可能な専門業者へのご相談をおすすめします。
イベントの雰囲気や来場者層に合わせた最適な設計提案を受けることで、より高い効果が期待できるためです。

株式会社メディックでは、集客効果の高いフラッシュプリント広告の企画・デザイン、設営を多数手がけております。
イメージ段階でのご相談も承っているため、ラッシュプリント広告での集客をご検討中の方は、ぜひお問い合わせください。

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地域振興・公共空間

地方自治体や観光協会による地域振興プロモーションでも、フラッシュプリントの活用が広がっています。

公共空間での活用例

  • 観光案内所:隠れた観光スポット情報がフラッシュで現れる案内ポスター
  • 駅構内:地域の特産品や文化財の魅力がフラッシュで浮かび上がる装飾
  • 商店街:各店舗の特徴やおすすめ商品がフラッシュで表示される共同企画

地域振興での活用では、観光客が発見した情報を自らSNSで共有すると、 間接的な観光PR効果も期待できます。
特に若年層の観光客には、体験型コンテンツとして高い評価を得やすい傾向があります。

フラッシュプリント広告の導入フロー

フラッシュプリント広告の導入は、以下の4つのステップで進行します。

  1. お問い合せ(ヒアリング)
  2. デザイン制作(入稿・データチェック)
  3. 印刷・加工
  4. 配達・設置

1.お問い合せ(ヒアリング)

最初に、予算・サイズ・仕様・デザイン・納期などの要件を整理して専門業者に相談しましょう。

問い合わせ時に準備すべき情報

  • 設置場所の詳細:屋内外、照明環境、人流など
  • 目的と期間:キャンペーン期間、ターゲット層
  • 予算範囲:制作費と設置費の概算
  • 希望するデザインの方向性:ブランドカラー、メッセージなど

事前に要件を明確にしておくことで、より具体的で実現可能な提案を受けられます。

2.デザイン制作(入稿・データチェック)

専門のデザイナーが、フラッシュプリントの特性を活かした効果的なデザインを制作します。

デザイン制作の流れ

  • コンセプト設計:ターゲット層と目的に応じたデザイン方針決定
  • ラフデザイン提案:複数パターンからの選択・調整
  • データ制作:印刷仕様に適した最終データの作成
  • 印刷テスト:実際の効果を確認する試し刷り(有料)

デザイン段階では、通常光での見え方とフラッシュ時の見え方の両方を考慮した設計が重要です。

3.印刷・加工

特殊な技術と設備を使用して、フラッシュプリント用の印刷・加工を行います。

一般的な印刷会社では対応が困難な技術のため、特殊な技術を持つ専門業者での印刷が必要となります。
品質確保のため、印刷後の効果確認テストも重要な工程です。

4.配達・設置

完成したフラッシュプリントを指定場所に配達し、適切な方法で設置します。

設置時には、照明環境や撮影角度を考慮した最適なポジショニングが効果を左右するため、 経験豊富な施工スタッフへの依頼を推奨します。
特に、駅構内や大型商業施設など、専門の作業員による設置が必要な場合は、制作会社に手配してもらうほうがスムーズです。

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フラッシュプリント広告設置時の注意点

フラッシュプリント広告の効果を最大限に引き出すために、以下の3つの点に留意してください。

色の濃度差を設ける

フラッシュプリント効果を最大化させるには、ベースデザインと隠しデザインの色の濃度差を適切に設ける必要があります。
濃度差が不十分だと、フラッシュを使用してもデザインが浮かび上がりにくくなるためです。

効果的な色使いのポイント

  • ベース色:濃い色(黒・紺・深緑など)を使用
  • 隠しデザイン:明るい色や反射率の高い色を選択
  • コントラスト:明度差を大きく取る設計

デザイン段階で専門業者と十分に相談し、テスト印刷などで効果を確かめましょう。

屋外など強い光源がある場所への設置は避ける

直射日光や強いスポットライトがある場所では、フラッシュ光が相対的に弱くなり、期待した効果が得られません。

設置に適さない環境

  • 屋外:太陽光がフラッシュ効果を打ち消す
  • 明るいスポットライト下:常時強い照明がある場所
  • ガラス面の反射が強い場所:乱反射により効果が分散

設置場所を選定する際は、時間帯ごとの照明環境の変化も考慮しましょう。

撮影方法のアドバイスを掲示する

利用者が正しい方法で撮影できるよう、わかりやすい案内表示を併設することが効果向上のカギです。

掲示すべき内容例

  • 「スマートフォンのフラッシュをONにして撮影してください」
  • 「約1メートル離れた位置から撮影すると効果的です」
  • 「撮影後、写真を確認してみてください」

特に高齢者や機械操作に慣れていない方でも楽しめるよう、イラスト付きのわかりやすい説明を心がけましょう。

フラッシュプリント広告は株式会社メディックにおまかせ

フラッシュプリント広告の制作をご検討中の方は、ぜひ株式会社メディックにご相談ください。
お客様の商業施設のブランドイメージやイベントコンセプトに合わせた、オリジナルデザインのフラッシュプリント広告を制作します。

ポイント1.企画〜施工まで一気通貫対応
広告効果を最大化するため、コンセプト設計から設置まで一貫してサポートします。
装飾・イベント企画もトータルで対応できるため、統一感のある空間演出が可能です。

ポイント2.専属デザイナーによる提案力
お客様の要望をベースに、さらにブラッシュアップした企画を提示します。
フラッシュプリントの特性を熟知したデザイナーが、効果的なビジュアルを設計いたします。

ポイント3.経験豊富なスタッフが直接ヒアリング
営業トークではなく、現場視点でのプランニングを重視していることも当社の特徴です。
技術的な制約や可能性を踏まえた実現可能な提案により、期待通りの結果を得られます。

ポイント4.イルミネーション装飾との連動
クリスマスイルミネーションとフラッシュプリントの組み合わせなど、相乗効果を狙った総合的な空間プロデュースも承っております。
ぜひ、お気軽にご相談ください。

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フラッシュプリント広告のよくある質問

Q. フラッシュプリント広告は自分で印刷できますか?

A. デザインデータの入稿は自由に行えますが、印刷には特殊な技術を使用するため、専門業者への依頼が必要です。

一般的なオフィスプリンターやコピー機では、フラッシュに反応する特殊インクの印刷はできません。
また、適切な濃度バランスや表面処理についても、専門知識と設備が必要なため、専門業者での印刷をおすすめします。

Q. 屋外でも設置できますか?

A. 太陽光がある場所ではフラッシュの光が届きにくくなり、効果が半減してしまいます。
以下の理由により、フラッシュプリント広告の屋外設置はおすすめできません。

  • 日中の撮影:太陽光の影響で撮影後の隠れた絵柄が見えてしまう可能性がある
  • 耐候性の問題:ラミネート加工ができないため雨風に晒される環境に適さない
  • 色褪せリスク:紫外線による印刷面劣化のおそれがある


屋内や屋根のある半屋外空間での設置が理想的です。

まとめ:フラッシュプリントでSNS時代の体験型広告を実現しよう

フラッシュプリント広告は、従来の静的な広告とは一線を画すインタラクティブな体験を提供します。
スマートフォンのフラッシュ撮影という身近な機能を活用することで、誰でも手軽に発見の驚きを味わえる仕組みが魅力です。

商業施設・イベント会場・公共空間など、さまざまな場面で活用できることもフラッシュプリント広告の特徴です。
さらにSNSで自然に拡散されやすく、広告費を抑えながら認知度の向上が期待できます。

フラッシュプリント広告の導入を検討されている場合は、企画から施工まで一貫してサポートできる専門業者の株式会社メディックへご相談ください。
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