商業施設や結婚式、企業イベントなどで見かけるフォトブース。
会場を華やかに彩り、参加者の笑顔を引き出す素敵な演出です。
「フォトブースでイベントを盛り上げたい」
「思い出に残る写真を撮れる演出をしたいが、どのように準備すれば良いかわからない」
本記事では、そのようなお悩みの解決方法をご紹介します。
フォトブースパネルの基本的な情報から、DIYでの作り方、イベントを成功させる活用事例まで、初めての方にもわかりやすく解説します。
フォトブースパネルとは

フォトブースパネルとは、写真撮影のために設置される背景や小道具のセットのことです。
イベントのテーマに合わせたデザインで設置すれば、通行する人が思わず撮影したくなるような、特別な空間が生まれます。
まずは、関連する用語の意味を理解しておきましょう。
用語 | 意味 |
---|---|
フォトブース | 写真撮影専用に設けられたスペース全体を指します。 パネルや照明、小道具などで構成されます。 |
フォトパネル | フォトブースの背景として使われる大型のパネルです。 イベントのロゴやデザインが印刷されています。 |
フォトプロップス | 手で持って撮影するパネル型の小道具です。 吹き出しやメガネ、帽子などの形をしています。 |
フォトブースパネルは結婚式から企業のプロモーションまで、幅広い用途で活用されています。
設置する主な目的は以下の通りです。
- 思い出作り:イベントの記念になる特別な写真が撮れます。
- コミュニケーションの活性化:参加者同士が一緒に写真を撮ることで、自然な交流が生まれます。
- SNSでの拡散:SNS映えする写真を投稿してもらうことで、イベントの認知度向上につながります。
これらの目的を通して、イベント参加者の満足度を高め、集客や購買意欲の向上へとつなげます。
フォトブースパネルをDIYで作成する方法

フォトブースパネル制作は、DIYも可能です。
手作りならではの温かみや、コストを抑えられる点がDIYの魅力といえます。
以下では、DIYで作成する際の基本的な流れとポイントをご説明します。
材料
DIYでフォトブースパネルを作る材料は、ホームセンターや100円ショップでも手軽に揃えられます。
まずは、以下の基本アイテムを用意しましょう。
- パネルの土台(以下のいずれか)
- プラスチック段ボール(プラダン)
- カラーボード(発泡スチロールボード)
- ベニヤ板
- キャンバス
- フォトボード
- 装飾・デザイン用
- カッティングシート
- 色画用紙やマスキングテープ
- ポスターカラーやアクリル絵の具
- 造花やリボン、風船
- 工具類
- カッターナイフ、ハサミ
- 定規(長めのものが便利)
- 強力な両面テープや接着剤
フォトブースパネルの素材は、初心者でも扱いやすい軽量なキャンバスやフォトボードがおすすめです。
絵や写真を貼り付ける際には、長期間剥がれ落ちない強力な接着剤を使い、接着面に空気が入らないよう注意しましょう。
おしゃれなデザインのコツとアイデア
せっかく作成するのであれば、おしゃれで目を引くデザインを目指しましょう。
以下のポイントを意識するだけで、仕上がりのクオリティが大きく向上します。
- テーマを決める
- SNSフレームの型にする
- 立体感を出す
イベントのコンセプト(ナチュラル、ポップ、ラグジュアリーなど)を最初に決めましょう。
そしてテーマに沿って色や素材を選ぶと、セットに統一感が出ます。
最近はInstagramやFacebookの投稿画面を模したデザインが人気です。
イベント名や日付、オリジナルのハッシュタグを加えることで、参加者の投稿意欲を高めることができます。
造花やガーランド、ペーパーファンなどで装飾を加えると奥行きが生まれ、より華やかな印象になります。
さらに奥行きを出したい場合は、複数のパネルを前後に配置して参加者がその中に入れるようにすると、撮影場所を選ぶ楽しみが増します。
印刷方法(市販プリンター vs 業者)と選び方
デザインを直接パネルに描くのが難しいなら、印刷したものを貼り付ける方法もあります。
家庭用プリンターと印刷業者、それぞれの特徴を比較してみましょう。
比較項目 | 家庭用プリンター | 印刷業者 |
---|---|---|
コスト | 低(インク・用紙代のみ) | 高(印刷費・送料) |
品質 | A4サイズまでの分割印刷になり、つなぎ目が目立つことも | 高品質で、1 枚の大きなパネルに印刷可能 |
手間 | デザイン作成から印刷、貼り付けまですべて自分で行う | データを入稿するだけでOK |
おすすめのケース | ・小規模なイベント ・コストを最優先したい | ・大規模なイベント ・クオリティを重視したい |
印刷業者に依頼すれば、1m以上の大型印刷も可能です。
つなぎ目のない仕上がりやデザインの一体感を重視したい場合は、プロに依頼するのがおすすめです。
紙以外の素材に印刷したい場合も、業者印刷のほうが適しています。
イベントの目的や規模に応じて、最適な印刷方法を選びましょう。
DIYフォトブースパネル設置時の注意点
屋外や人通りの多い場所では、パネルを安全に設置するために入念な準備が求められます。
設置時に留意すべき点は以下の3つです。
- 安定性の確保
- 導線の確認と確保
- 明るさと照明の考慮
まず、パネルが倒れないように、スタンドや重りでしっかりと固定しましょう。
壁に立てかける場合は、倒れてこないようにテープなどで補強が必要です。
設置する際は、人の通行を妨げない場所を選び、非常口や通路を塞がないようご注意ください。
また、写真がきれいに撮れるよう、明るい場所に設置するのが理想的です。
夜間や屋内などで暗い場合は、追加の照明を用意しましょう。
イベントを成功に導くフォトブースパネルの活用事例

フォトブースパネルは、さまざまなイベントで活躍します。
以下では、具体的な活用事例をいくつかご紹介します。
結婚式・二次会で思い出を彩る
結婚式は新郎新婦にとってもゲストにとっても特別な一日です。
そうした場において、フォトブースパネルは結婚式の思い出をより華やかに彩ります。
ウェルカムスペースに設置すれば、ゲストが待ち時間に楽しめるおもてなしになります。
また、二人の思い出の写真でパネルを飾れば、プロフィール紹介のアイテムにもなり、参列者により感動を与えることができるでしょう。
さらに、ゲストがメッセージを書き込めるようにすると参加型の記念撮影スペースとなり、新郎新婦の心に深く残る思い出になります。
企業イベントでブランドイメージを高める
企業の展示会や記念パーティーでは、フォトブースパネルがブランディングのツールとして活躍します。
企業ロゴや商品をデザインに含めると、認知度向上やPR効果の面でも有用です。
ハッシュタグキャンペーンと連動させれば、SNSでの拡散も期待できます。
また、パネルに印刷したQRコードを読み取ると特典がもらえる仕掛けは、来場記念のノベルティとしても有効です。
ハロウィン・クリスマスで季節感を演出する
季節のイベントは、テーマ性が高くフォトブースパネルとの相性も抜群です。
- ハロウィン:カボチャやお化けのパネル
- クリスマス:ツリーや雪の結晶のパネル
ハロウィンやクリスマスのパーティーやイベントで季節感のあるパネルを設置すれば、仮装した参加者がより楽しめる空間になり、会場を一層華やかな雰囲気に演出します。
サンタの帽子やトナカイの角といったフォトプロップスも用意すれば、会場はさらに盛り上がるでしょう。
子ども向けイベントは楽しさと安全性を重視する
子どもたちが主役のイベントに設置するフォトブースパネルは、楽しさに加えて安全性への配慮が不可欠です。
子どもたちに人気のキャラクターになりきれる顔はめパネルは、定番のデザインです。
ただし、怪我をしないよう、カラーボードのような軽くて柔らかい素材を使い、角を丸くするなどの工夫が求められます。
また、パネルの高さや顔はめの穴の位置を、子どもの身長に合わせて設計することも大切です。
イベントの対象年齢を考慮して、適切な高さに設定しましょう。
SNSで拡散されるフォトブースパネルを作るコツ

フォトブースを設置する際は、多くの人にSNSでシェアしてもらうことを目指しましょう。
「撮りたい」「投稿したい」と思わせるデザインには、次のような共通点があります。
色彩、小物、照明で目を引くデザインにする
フォトブースは色彩や小物、照明を工夫して写真映えを意識し、視覚的な魅力を引き立てるデザインを心がけましょう。
メインカラーに補色やトレンドカラーを組み合わせると、視覚的なインパクトが生まれます。
また、テーマに合った小物を配置すると、イベントの世界観が深まり、写真に物語性が加わるでしょう。
スポットライトや間接照明の活用も、記憶に残る空間演出に効果的です。
レイアウトや装飾で立体感を出す
レイアウトや装飾で立体感を出すと、参加者の撮影意欲をより高めます。
平面的なパネルだけでは単調な写真になりがちなので、前景・中景・背景を意識した空間作りが大切です。
手前に椅子や小物を置き、背景パネルとの間に空間を作るなどの工夫によって、写真に奥行きが生まれます。
思わずポーズを取りたくなるアイテムを設置する
フォトブースには、参加者が思わずポーズを取りたくなるような仕掛けを用意しましょう。
例えば、床に足跡のマークを付けて「ここでジャンプ!」のように撮影ポーズを指示するのも、ユニークなアイデアの一つです。
また、フォトブースのセットに加えて多様なフォトプロップスを用意すると、より多くの参加者が楽しめます。
定番の吹き出しの他にもユニークなアイテムを揃えておけば、参加者はその日の気持ちを写真で表現でき、より思い出深い一枚になるでしょう。
予算と規模に応じた最適なフォトブースパネルの選び方

フォトブースパネルの準備には、DIYと業者依頼の2つの方法があります。
それぞれのメリット・デメリットを理解したうえで、イベントの目的や予算に合わせて最適な方法を選びましょう。
DIY(自作) | プロ(業者依頼) | |
---|---|---|
メリット | ・コストを大幅に抑えられる ・オリジナリティや手作り感を出せる | ・高品質な仕上がり ・デザインから設置まで任せられる ・大型パネルや複雑な形状も可能 |
デメリット | ・制作に社内のリソースが割かれる ・クオリティは技術に左右される ・大きなサイズの制作は難しい | ・コストがかかる ・修正に制限がある可能性 |
このような場合におすすめ | ・プライベートなパーティー ・手作り感を楽しみたい場合 ・予算が限られている場合 | ・企業の公式イベント ・結婚式などのフォーマルな場 ・クオリティを最優先する場合 |
小規模イベント向けのフォトブースは、DIYを活用すればコストを抑えられ、比較的リーズナブルな価格で制作が可能です。
商業イベントや企業プロモーション、結婚式などでは業者に依頼するケースが一般的です。
費用などは設置規模により大きく異なるため、まずは問い合わせをして見積もりを依頼しましょう。
フォトブースパネルに関するよくある質問

以下では、フォトブースパネルに関してよく寄せられる質問にお答えします。
フォトブースパネルの設置場所は?
人の目を引き、かつ通行の妨げにならない、以下のような場所が理想的です。
- イベント会場の入り口(ウェルカムスペース)
- 待合室や休憩スペースの一角
- メイン会場の壁際
設置場所の広さや照明、人の流れを事前に確認しておくことが大切です。
どのようなデザインが人気?
定番で人気が高いのは、次のようなデザインです。
- SNSフレーム型:特にInstagram風のデザインが人気です。
- 花やグリーンをあしらった壁(フラワーウォール):ナチュラルで華やかな雰囲気を演出できます。
- 黒板アート風:チョークアート風のおしゃれなデザインで、メッセージを書き込むこともできます。
著作権・肖像権は大丈夫?
キャラクターや有名人の写真、ブランドロゴなどを無断で使用した場合、著作権や肖像権の侵害にあたる可能性があります。
オリジナルデザイン以外を使用する場合は、DIYか業者依頼かを問わず、事前に権利関係を確認しましょう。
パネルの保管方法は?
イベント後もパネルを保管しておきたい場合は、次の点に注意しましょう。
- 直射日光や湿気を避ける:色あせや劣化の原因になります。
- 平らな場所に置く:反りやゆがみを防ぐため、立てかけるのは避けましょう。
- ホコリよけのカバーをかける:大きなビニール袋などで覆うと、きれいな状態を保てます。
まとめ:フォトブースパネルで思い出を作ろう

フォトブースパネルは、単なる写真撮影用の背景に留まりません。
企業イベントから結婚式まで、さまざまな場面でイベントの価値を高め、参加者の心に思い出を刻むステージとなります。
また、参加者の写真撮影をより楽しいものにする演出でもあります。
コストを抑えたい場合はDIY、集客やSNSでの拡散を重視する場合はプロへの依頼も有効な選択肢です。
本記事を参考に、イベントに最適なフォトブースパネルを作成し、参加者にとって楽しい思い出のひとときを演出しましょう。
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