立体的なトリック3Dアートの作り方解説!手順・制作会社・コツまで

紙に描いた絵が、まるでそこに実在するかのように飛び出して見える……
不思議なトリック3Dアートは、小さなお子さまからご年配の方まで幅広い世代に人気のフォトスポットです。

「どのような手順で作るの?」「立体的にするにはどうすればいいの?」など、作り方に興味を持つ方もいらっしゃるでしょう。

本記事では、トリック3Dアートが立体に見える基本的な仕組みから作り方、立体感を際立たせるコツまで解説します。
また、高品質なトリック3Dアートを制作したい方におすすめのフォトスポット制作会社、株式会社メディックについてもご紹介します。

立体感のあるトリック3Dアートの作り方を知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

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トリック3Dアートとは

トリック3Dアートとは、目の錯覚を利用し、平面に描かれたものを立体的に見せるフォトスポットです。
だまし絵やイリュージョンアートとも呼ばれます。

見る角度によって絵が動いて見えたり、絵の中の世界に入り込めたりするのが特徴です。
その場で体験できるだけでなく、写真を撮影して楽しめます。

近年、フォトジェニックな体験のニーズが高まる中で、新たな集客・認知獲得の手段として注目を集めています。

トリック3Dアートが立体に見える仕組み

トリック3Dアートは、遠近法・影の表現・錯覚・視点設計など、複数の技法が組み合わさることで立体的に見える仕組みになっています。
本章では、トリック3Dアートを立体的に見せるために押さえておきたい仕組みをわかりやすく紹介します。

遠近法を活用した奥行き表現

遠近法とは、近くのものは大きく、遠くのものは小さく描くことで奥行きを表現する技法です。 
例えば、まっすぐな道を描くとき、道の幅を奥に行くほど狭く描くと、風景に奥行きが生まれます。

トリック3Dアートでは、特定の視点から見たときに遠近法が正しく働くよう設計されており、実際は平面でありながら立体的に見える仕組みになっています。

光と影で立体感の演出

物体に光が当たると、影ができます。
影やハイライトを計算して描き込むことで、脳はそこに立体的なボリュームがあると認識します。

例えば、りんごの絵を描く際に、光が当たっている部分を明るく、反対側を暗く塗るだけで丸みが表現できることを想像するとよいでしょう。

トリック3Dアートでは、まるで本物の影が地面に落ちているかのように描くことで、絵が浮き上がって見えるような立体感を演出します。

錯覚の利用

トリック3Dアートは、脳が持つ視覚補正の仕組みを利用しています。
脳は、目に映った映像をそのまま受け取るのではなく、経験や記憶にもとづいて形や奥行きを自動的に補正し、立体的に見えるはずの像として再構築します。

この特性を活かして、平面に歪みや影を加えると、現実には存在しない構造を本物のように錯覚させられます。

特定の視点に最適化された設計

トリック3Dアートは歪視図法を用い、想定したカメラ位置・角度から見たときだけ形が正しく復元されるように描かれています。

そのため、床には立ち位置マークやカメラ位置、向きの矢印を明示し、鑑賞者が最適なポイントに立てるように誘導することが重要です。
位置や高さが大きくずれると効果が損なわれるため、床マークや矢印で来場者を誘導してください。

立体的なトリック3Dアートの作り方

本章では、立体的なトリック3Dアートの制作手順を紹介します。

見せたい立体イメージの考案

まずは、どのようなトリック3Dアートにするかイメージを考えます。

よくあるトリック3Dアートは、以下のとおりです。

  • 崩れそうな橋
  • 飛び出す動物
  • 地面に開いた大きな穴
  • 流れ落ちる滝

トリック3Dアートにイメージが思い浮かばない場合は、株式会社メディックをはじめとする制作会社の施工事例を参考にするとよいでしょう。

特に初めて制作する場合は、橋や穴などシンプルな形状のものを選ぶと、比較的スムーズに制作できます。

ビューポイントの決定

続いて、どの場所・角度から見たときにもっとも立体的に見えるようにするか、ビューポイントを設定しましょう。
作品のサイズや設置場所、鑑賞者の目線の高さなどを踏まえて決めます。

ビューポイントに合わせて絵を設計していくことで、立体的なトリック3Dアートが完成します。

下絵の設計

描きたいイメージとビューポイントが決まったあとは、遠近法をもとに下絵を設計します。

通常の絵画とは異なり、ビューポイントから正しく立体的に見えるように、意図的に歪ませた形で描くのがポイントです。

手描きの場合は方眼紙やグリッドを活用すると、歪ませる位置や比率を正確に把握でき、設計作業がスムーズになります。
一方、デジタル制作の場合も、ガイド線やレイヤー機能を使うことで精度の高い下絵を作成できます。

光と影を計算して挿入

下絵が完成したあとは、光が当たる部分・影になる部分を決め、影を描き加えていきます。
特に、物体が地面に落とす影と、物体自体にできる陰影を正確に描き分けることで、立体感と奥行き感の向上が可能です。

また、光が反射する部分にはハイライトを加え、色の境界はグラデーションで滑らかにつなぐと、より迫力のある仕上がりになります。

実際の場所に合わせて施工

下絵が完成したあとは、いよいよ実際の壁や床、階段などにシートを貼るパネルを設置していきます。
施工時には、プロジェクターで下絵を投影して輪郭を正確にし、正しい位置に設置します。

例えば、床の木目と絵を自然につなげると、作品が空間に溶け込み、よりリアルで没入感のある仕上がりになります。

ビューポイント案内の設置

完成後は、絵がもっとも立体的に見える位置に、床や壁にビューポイントの目印を設置します。
例えば、床に足跡マークや矢印を描く、壁やスタンドに「ここから見てね」といった案内看板を置くなど、来場者が迷わず最適な位置に立てる工夫が重要です。

また、カメラの向きや高さの目安も合わせて表示すると、初めて訪れた人でも簡単にベストショットを撮影できます。

トリック3Dアート作りはプロに依頼すべき理由

トリック3Dアートは自作するのが難しく、専門の制作会社に依頼するケースも少なくありません。
本章では、トリック3Dアートをプロに依頼すべき理由を紹介します。

高度な設計力とデザイン力が必要

トリック3Dアートを制作するには、高度な設計力とデザイン力が不可欠です。

その点、プロのデザイナーは見る人の視線の動きや心理まで計算し、もっとも効果的な錯覚を生み出す設計が可能です。
空間全体のバランスを考え、数学的・幾何学的な知識を駆使してデザインすることで、真似できない圧倒的なクオリティの作品が生まれます。

多くの人を魅了し、集客向上などの成果につなげるためには、高度な設計・デザインが可能なプロへの依頼が賢明です。

大型・特殊な施工はプロの技術が不可欠

トリック3Dアートは、壁一面や床全体を使用したり、壁や床の一部分に施工可能です。

大型のアート作品や特殊な施工が必要な場合は、さらに計算やデザインが複雑となり、専門的な技術と経験が欠かせません。

難しい施工でも高品質に仕上げるためには、現場経験豊富なプロの力が必要です。

安全面・耐久性の確保

トリック3Dアートでは、多くの来場者や顧客が触れたり、上を歩いたりします。
そのため、設置する際は、作品の美しさだけでなく、安全性と耐久性の確保が重要です。

プロは長期間色あせしにくい耐候性の高い素材を使用したりと、安全面を徹底的に考慮します。
トリック3Dアートを安心して楽しんでもらうためにも、プロによる施工が推奨されます。

集客力の向上

プロが手掛ける話題性の高いアートは、訪れた人が思わず写真を撮って発信したくなるため、SNSで自然と口コミが広がります。

ハッシュタグや位置情報とともに拡散されると、イベントや施設の存在を把握していなかった層にも届けられます。
その結果、新規顧客の獲得やリピーターの増加につながります。

トリック3Dアートを施設の認知度向上や新規顧客の増加に活用したい場合は、プロの制作会社に依頼するのが効果的です。

トリック3Dアートは「株式会社メディック」にお任せ

トリック3Dアート制作は、これまで多種多様なフォトスポットを手掛けてきた「株式会社メディック」にお任せください。
企画からデザイン制作、施工、設置までワンストップで対応いたします。

本章では、株式会社メディックに依頼するメリットを紹介します。

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豊富な制作実績

株式会社メディックは、商業施設の各種イベントや展示会など、さまざまな場所での制作実績を誇ります。
ハロウィンやクリスマスなどの季節イベント向けのデザインをはじめ、制作の目的や空間の特性に合わせた最適なアートの提案が可能です。

これまでの経験で培ったノウハウや技術力を活かし、集客効果の最大化を実現するトリック3Dアートを提供します。

オリジナルデザイン制作にも対応

既成のデザインだけでなく、要望に応じたオリジナルデザインの制作にも対応しています。
例えば、施設キャラクターを施したデザインや季節イベントに合わせたデザインなど、世界に一つだけのアートを制作可能です。

オーダーメイドのトリック3Dアートで、競合にはないユニークな空間を演出し、ブランドイメージの向上に貢献します。

予算に合わせた柔軟な料金プランの提案

株式会社メディックのトリック3Dアートは、3つの基本形と6つのサイズをご用意しており、目的やご予算に応じて柔軟にプランをご提案できます。

例えば、ご予算を抑えたい場合は、ローコストモデルの壁用タイプやお子さま向けサイズなど、費用を抑えつつ魅力的な演出が可能なプランをお選びいただけます。

「こんな演出をしたいけれど、費用はどれくらいかかるの?」といったご相談も大歓迎です。
企画段階から要望を伺い、最適なプランをご案内します。

トリック3Dアートの実例

本章では、株式会社メディックが提供するトリック3Dアートを紹介します。

1つ目の作品は、巨大な蛇が口を大きく開けて今にも襲いかかってくる迫力のあるデザインです。

背景には激しい滝と飛び石が描かれており、鑑賞者はまるで蛇の巣に足を踏み入れたかのようなスリルを体験できます。
床と壁を一体化させた構図によって、立体感と臨場感が最大限に引き出されているのが特徴です。

2つ目の作品は、サンタクロースが大きなスノードームを手にしているデザインです。

透明感のある球体の中にはクリスマスツリーや舞い散る雪が描かれ、まるで本物のドームを覗き込んでいるかのような臨場感が味わえます。
観賞者はサンタの手前に立つと、自分がスノードームの一部になったかのような写真を撮影できます。

3つ目の作品は、チョコレートフォンデュをテーマにした甘い雰囲気のトリック3Dアートです。

とろりとしたチョコレートの中に、串に刺したマシュマロや苺が今にも浸かろうとしており、その奥にはマカロンやクッキーが積み重なっています。
床と壁の境界を感じさせない一体的な構図により、まるでチョコレートフォンデュの中に入っているかのような臨場感を体験できます。

株式会社メディックは、ハロウィンやクリスマス、バレンタインなど季節イベントに合わせたトリック3Dアートに柔軟に対応しています。
対応可能なデザインについては、下記よりお気軽にお問い合わせください。

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トリック3Dアートの立体感を際立たせるコツ

トリック3Dアートは、立体感をどれだけ強調できるかがポイントです。
本章では、立体感を際立たせるためのコツを紹介します。

遠近を強調

奥行きを表現する際、手前のものは大胆に大きく、奥のものは小さく描くのがコツです。
大小のコントラストを強くするほど、よりダイナミックで迫力のある奥行き感が生まれます。

また、背景に向かって色やコントラストを弱めることで、より自然で立体的な奥行き表現が可能になります。

光と影をしっかり描き込む

影は単なる黒一色で塗るのではなく、青や紫といった寒色系の色を少し混ぜると、深みが出てよりリアルな立体感を演出できます。

一方、光が強く当たるハイライト部分は、練り消しゴムで軽く叩いて紙の白を活かしたり、白い絵の具を点置きするのがおすすめです。

光と影のコントラストを丁寧に調整すると、トリック3Dアートの迫力と臨場感をより高められます。

質感・ディテールをリアルにする

描く対象の質感を意識することも重要です。
例えば、木のザラザラとした木目や動物のふわふわとした毛並みなど、細かなディテールの質感を丁寧に描き込むことで、より本物らしさが増します。

素材感の表現は立体錯覚を強調する重要な要素であり、利用者にまるでそこに本物があるかのような錯覚を与えるのに役立ちます。

まとめ:立体的なトリック3Dアートで集客アップ

トリック3Dアートは、SNS映えする迫力あるビジュアルで来場者の注目を集め、撮影・拡散による高い集客効果を生み出します。
立体感や臨場感を演出すると、イベントや商業施設、観光地などあらゆる場面で話題性を高められるのが魅力です。

高品質なトリック3Dアートを制作をご希望の方は、豊富な制作実績とデザイン力を誇る株式会社メディックにぜひご相談ください
オリジナルデザインの制作により、トリック3Dアートを通じた集客効果の最大化を支援いたします。

制作可能なフォトスポットや料金の詳細についてご興味のある方は、下記フォームよりお気軽にお問い合わせください。

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